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夏酒。アルコールは14度と日本酒にしては低めで、名前の通りさらっと飲める。
さらっと飲めると言っても、中身は充実。案外味わいには厚みがあって、アフターも長く、ワイン的な表現を持っている。
お値段はとても懐に優しくて、900mlだと1,500円を切る。夏飲みに適した、コスパ最高のお酒。


by taurasista | 2019-07-29 22:58 | ワイン(その他)

神楽坂クロディーノで登場したグラスの赤。柔らかな果実味を持つ、とても親しみやすいワイン。ピノなのは分かったが、マルサネだとは思わなかった。
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生産者はエルヴェ・シャルロパン。初めて聞く名前だが、フランス国内では非常に人気がある作り手で、発売後すぐに完売してしまうのだそう。
僅か1haの畑から年間6,300本という少量生産。醸造はステンレスタンクでアルコール発酵後、マロと熟成は228リットルの小樽で行う。熟成は12ヶ月。
土壌は石灰粘土質、樹齢は約28年、というのが主なスペック。

とにかく親しみやすいワイン。複雑さはないけれど、果実味に溢れ、素直で優しく、とても気持ちよく飲める。小売りは2,000円台と価格面も優秀で、家飲みには最適だろう。かなり気に入った。


by taurasista | 2019-07-28 13:58 | ワイン(その他)

最初にトリのサンドローネから書いてしまったが、この夜の最初の赤はステッラ・ディ・カンパルトのロッソ・ディ・モンタルチーノ。

ステッラ・ディ・カンパルトは知名度は決して高くないが、一部からはブルネッロ最高の生産者の一人との声もあるカルト的な作り手。早くから自然派のグループに入り、ニコラ・ジョリーに可愛がられたという話もその経歴に箔を付けている。

全体的にジャミーで、熟成も少々進みすぎた感がある。2003年は欧州中で多くの死者が出た熱波の年。その影響もあるのだろう。これはもっと早いうちに開けるべきワインだった。前日の夜に抜栓したのも裏目に出たと思う。


by taurasista | 2019-07-25 21:12 | ワイン(イタリア)

この日のカンヌビ・ボスキスに至る流れは以下の通り。
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白はリグリア州の地場品種ピガートの飲み比べ。ピガートはヴェルメンティーノ Vermentinoの兄弟と言われ、リグリア州アルベンガ付近でのみ栽培されている珍しい品種。1本目のブルーナはその最良の作り手の一人である。数種類のキュヴェを生産しているが、このヴィラ・トッラケッタは2008年頃のヴィンテージを最後に生産中止になっている。
強い酸とミネラル、そしてアフターのほろ苦さはいかにもピガート。果実味も強く、若さに溢れている。もう少し寝かせてもきっと面白いだろう。出来の良いブドウが素直にそのままボトルに入っているという、自然な感じがする優れたワイン。


by taurasista | 2019-07-16 20:15 | ワイン(イタリア)

2001年ヴィンテージが神の雫に第9の使徒として登場したカンヌビ・ボスキス。ルチアーノ・サンドローネはエリオ・アルターレ、ドメニコ・クレリコと共にバローロの改革を主導した「バローロ・ボーイズ」の最初の世代の一員だが、バリックではなく500リットルの樽を熟成に用いるなど、その手法はボーイズの中では「穏健派」といってもよいだろう。

カンヌビ・ボスキスは2013年ヴィンテージからアレステ Alesteに改名されている。ルチアーノ氏の愛娘バーバラのお子さんAlessiaとStefanoの最初の3文字を合わせてアレステ。フラッグシップの名前を変えるとは、前例のない大胆な試みだが、最早名前に頼る必要はないので、名前を次の世代へのメッセージにするというルチアーノの強い意志の表れということのようだ。
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さて、このボトル、長らく寺田倉庫に保管しいていたもの。1996年はクラシックなネッビオーロの年として非常に評価が高く、期待値マックスだったが、実際のパフォーマンスは残念ながらそれには及ばなかった。香りは素晴らしく、ネッビオーロらしいバラにスミレなど、魅惑的な要素に満ちていたが、グラスの中で落ちるのが早い。味わいも同じ。残念ながらハズレのボトルだったようだ。

ワインは開けてみないと分からないので、これはこれと割り切るしかない。カンヌビ・ボスキスはあと1990年が残っているので、それに期待しよう!

by taurasista | 2019-07-15 17:07 | ワイン(イタリア)

クラヴァン・ワインズはオーストラリア人のミック・クラヴァン氏がやはり醸造家の奥様の故郷ステレンボッシュで営む新鋭ワイナリー。南アの若手生産者に多いミニマルな醸造方法を採り、発酵は天然酵母、SO2の使用は最小限に留め、濾過清澄は行わない。
クレレット・ブランシュは南アでの歴史が長い品種だが、植え替えられてしまって現在はほとんど残っていない。彼らが用いるクレレット・ブランはステレンボッシュ近郊の花崗岩土壌の畑で樹齢35年以上とのこと。
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クレレットはヘビーな味わいになりやすい品種なので、ブドウは早めに収穫。半分は全房で古樽にて、半分は除梗し開放式ステンレスタンクにて、共に10-12日間マセラシオン。マセラシオンの期間が長くはないので、外見は色が濃いめの白ワイン。濁りもあって、明らかに無濾過、無清澄だと分かる。
アルコールは11.5%と現代のワインとしては最も低い部類だが、エネルギー感は十分。柑橘類、青リンゴにミネラリーな香り。スパイシーでわずかに収斂性があり、一緒に味わったスパイシーな東南アジア料理との相性は抜群だった。2015年は彼らの2番目のヴィンテージ。経験を積むと共に更にワインのレベルは上がるだろう。今後が楽しみな作り手である。



by taurasista | 2019-07-07 19:28 | ワイン(南アフリカ)

サンジョヴェーゼを飲むなら食事が欲しい。鋭角的な酸にドライなタンニンを感じることが多いこの品種、個人的には食事との相乗効果で最も輝くように思う。キャンティ・クラシコ地区の最南端の南向きの単一畑から生まれるこのランチャも例外ではない。
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キャンティとしては最もパワフルな部類に入るランチャ。黒い果実にチョコレート、樽のニュアンスも感じる。分厚い果実味が口の中一杯に広がり、鋭い酸とドライなタンニンとバランスを取っている。やっぱりフードが欲しくなる。旨味が凝縮しているサラミなどぴったりのアッビナメントだろう。

キャンティ・クラシコらしい素晴らしいワイン。個人的にはもう少し熟成させたいが、今飲んでも十分に旨い。やっぱり、いい作り手だ。


by taurasista | 2019-07-04 00:23 | ワイン(イタリア)