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今や「カリピノ」の古典となったカレラのジェンセン。この夜はその希少な25年熟成ものを抜栓。
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Pinot Noir Jensen 1994
品種:ピノ・ノワール 100%
格付け:AVA Mt. Harlan。この当時はカレラがAVA唯一の生産者。
醸造:詳細不明。
アルコール度数:記録もれ
ブドウ: 1975年植樹の単一畑ジェンセンから。
生産本数:不明

色合いは少し茶色がかっていて、熟成が進んでいると予想したが、香りと味わいは若々しく生命力に溢れている。
香りは甘くヴォリュームがあり、スミレ、プラムにタバコのニュアンスが混じってとても魅力的。味わいはフルボディで、温かみは間違いなくカリフォルニア。見事に熟した黒い果実、柔らかな酸、熟れた丸いタンニンが完璧に調和した、非常にレベルが高いピノ。スタイルこそ異なるが、ブルゴーニュのトップクラスと互角に勝負できる素晴らしいワインだと感じた。

by taurasista | 2019-03-30 21:46 | ワイン(カリフォルニア)

リースがサンタ・クルーズ・マウンテンに所有する畑で最も標高が高い(約700m)のがスカイライン・ヴィンヤード。そのごく一部の区画でシラーが栽培されている。
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Syrah Skyline Vineyard 2009
品種:シラー 100%
格付け:AVA Santa Cruz Mountains
醸造:情報なし
アルコール度数:12.8%
ブドウ: 標高約700m。土壌は泥岩、砂岩、石灰岩。
生産本数:不明

色合いは紫が残っていて、かなり若々しい。ある意味リースのワインらしくない、太陽をふんだんに感じる陽性のシラー。インク、スミレに少しレザーが混じったインパクトがある香り。陰影には乏しいが、からっと明るい。旨味たっぷり。果実も酸もしっかりしていて、味わいのバランスも大変良好。アフターのスパイシーさもシラーらしくて好ましい。2013年ヴィンテージを最後にリリースされていないが(ピノに植え替えられてしまったとの記事あり)、個人的にはとても好感が持てるワインなので、もし本当だとしたらもったいない。。。。

by taurasista | 2019-03-29 22:09 | ワイン(カリフォルニア)

シャルドネをもう一本。「ニュー・カリフォルニア」の教祖的存在テッド・レモンのリトライの17年熟成もの。
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Chardonnay Mays Canyon 2002
品種:シャルドネ 100%
格付け:AVA Sonoma Coast
醸造:詳細は不明ですが、天然酵母のみで発酵、補糖・補酸はしない、熟成時の新樽比率は低め、がお約束かと。
アルコール度数:13.0%
ブドウ: ソノマ・コーストのPorter Bass Vineyardから購入。栽培はビオディナミ。
生産本数:不明

パイナップル、ホワイトチョコレート、ハチミツなど、濃厚で甘い香り。前のホワイト・ストーンズとは全くタイプが異なり、カリフォルニアらしい太陽を感じる。
フルボディで果実が前面にしっかり出るスタイル。オイリーなテクスチャー。
ここまで熟成したリトライのシャルドネは初めてだったが、熟成の進み方はキスラーなど他のカリフォルニアのシャルドネと似ていて、ここ数年同じ状態を保っているように思われる。その点がオールドワールド愛好家には物足らないかもしれない。



by taurasista | 2019-03-26 22:21 | ワイン(カリフォルニア)

アルゼンチンで最も知名度が高く、かつ高品質で定評がある生産者カテナ・ザパタ。彼らがアンデスの標高1,500メートルの高地に所有する「グラン・クリュ」アドリアンナ・ヴィンヤードのシャルドネから作るトップレンジのワインがこのホワイト・ストーンズ。生産本数が少なく入手が難しいワインだが、こっそり分けていただいたものを「少し早いかな」と思いつつも抜栓。
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Chardonnay Adrianna Vineyard White Stones
品種:シャルドネ 100%
格付け:アルゼンチンのワイン法ははっきりせず、正確なところは不明。畑のエリアはウコ・ヴァレー Uco Valleyのトゥプンガト・アルト Tupungato Alto地域のグアルタジャリー Gualtallary地区。
醸造:天然酵母のみ、低温(16度)で45-95日間樽発酵。乳酸発酵の割合は約70%。12-16ヶ月間使用済みのフレンチオークで熟成。バトナージュも数回行なう。
アルコール度数:13.0%
ブドウ: アドリアンナ・ヴィンヤードの中の白い丸石に地表を覆われた特別な27列のブドウを使用。畑は北西向き、樹齢は23年。
生産本数:年間1,500本程度?

香りはフレッシュで繊細。青リンゴ、レモン、白い花、そして少しフリンティ。冷涼なニュアンスを持つ、エレガントで高品質なワインだろうとの期待が高まる。ボディは決して巨大ではないが、密度が濃く、焦点が完璧に決まっていて、余韻は長大。
高貴さを纏った素晴らしいシャルドネ。ブルゴーニュのトップクラスと十分に戦える力がある。現在も美味しく飲めるが、まだまだ要素が出てくることは間違いないので、本当の飲み頃は最低でもあと5年後か。

by taurasista | 2019-03-23 10:07 | ワイン(その他)