人気ブログランキング |

この日の最後は、カステッラーダの白のリゼルヴァ VRH(ヴルフ)。2006年に続いてリリースされた2007年です。
ヴルフは区画名とのことなので、要は単一畑で作ったリゼルヴァですね。
c0159117_14172965.jpg
Bianco della Castellada Riserva VRH 2007
品種:シャルドネ 75%、ソーヴィニオン 25%
格付け:DOC Collio Bianco
醸造:ズラヴォニアオークの開放樽で2ヶ月間マセラシオン、発酵。3年間大樽、そのあと1年間ステンレスタンクと瓶内で熟成。
アルコール度数:14.5%
ブドウ:畑の標高は約180m、樹齢は約45年。イールドは約25hl/ha。
生産本数:不明。

なんとグラスで提供されていたので、1杯だけ試してみました。
酸化のニュアンスが強く、香りはほぼシェリー。味わいはドライでアルコールを強く感じます。香り、味わいとも果実は感じず。
今回だけで判断すると、(カステッラーダにしては珍しく)かなり極端な作りのワインかなあ。個人的には、過激さにしっかり抑制をかけているノルマーレのビアンコの方が好みです。


by taurasista | 2018-10-09 20:10 | ワイン(イタリア)

バローロの革新者と言えば、所謂バローロ・ボーイズが有名ですが、彼らに先立ってバローロの品質向上に多大なる貢献をした生産者の一人がレナート・ラッティ。1934年生まれの彼は、アルバで醸造を学んだ後ブラジルに渡り、チンザノ社の泡とヴェルモットの生産責任者として活躍。1965年にランゲに戻ってラ・モッラの地にカンティーナを構えました。同時に購入したマルチェナスコの畑のぶどうのみを使って生み出したのがこのバローロ・マルチェナスコです。

ネッビオーロのポテンシャルをフルに引き出し、エレガントなワインを作るため、短めのマセラシオン・樽熟、長めの瓶熟など、新たな手法をラッティ氏は試みます。また、バローロの畑の格付けを初めて行い、ワイン関係の書籍の執筆も行うなど、ランゲ、そしてイタリアワインの発展に尽くしました。

ちなみに、ラッティ氏の格付けで最上位となった畑は以下の通りです。
Brunate, Cerequio, Rocche di Castiglione, Monprivato, Villero, Cannubi, Gabutti-Parafada, Lazzarito, Marenca
c0159117_16551405.jpg
Barolo Marcenasco 1978
品種:ネッビオーロ 100%
格付け:DOC Barolo (DOCG昇格は1980年)
醸造:詳細不明。
アルコール度数:13.0%
ブドウ:1965年に購入したラ・モッラの単一畑マルチェナスコから。
生産本数:不明。

つややかなルビー色。赤いフルーツが軽やかに香り、とても若々しい印象です。味わいも40年経ったワインとは思えないほど。柔らかく、少し甘さも感じる赤い果実が健在で、フレッシュな酸と完璧に融合して、絶妙のバランスを醸し出しています。長くスパイシーなアフター。スレンダーでスタイリッシュな趣が、最初から最後まで一貫して崩れません。
ネッビオーロのエレガントな面を体現した、ラ・モッラのバローロの真骨頂と言っても過言ではない、素晴らしいワインだと感じました。

by taurasista | 2018-10-08 14:08 | ワイン(イタリア)

バローロきっての銘醸畑ヴィーニャ・リオンダ90年です。ブルーノ・ジャコーザの同じヴィンテージの素晴らしさは今でも記憶に焼き付いていますが、今回も非常に評価が高い作り手のマッソリーノ。ジャコーザとの比較が非常に楽しみでした。

マッソリーノの本拠地は、ヴィーニャ・リオンダがあるセッラルンガ・ダルバ。バローロの5大産地の中で、最も厳格で長期熟成型のワインを生み出す地域で、マッソリーノはこの地で100年以上の伝統を持つ歴史的な生産者です。
c0159117_16104704.jpg
c0159117_16105684.jpg
Barolo Riserva Vigna Rionda 1990
品種:ネッビオーロ 100%
格付け:DOCG Barolo
醸造:伝統派の基本で、大樽による長期熟成。
アルコール度数:14.0%
ブドウ:詳細不明。
生産本数:不明。

ジャコーザの90年は甘く香る果実が特徴的でしたが、こちらは果実は感じず、タバコ、スパイス、乾燥したハーブ、タールといった要素が主体。ミディアム・フルボディで、果実味は弱く、タンニンを強く感じます。タンニンは熟していて丸く、凝縮された旨味があると言ってもいいかもしれません。長いアフター。ピークは過ぎていて、ジャコーザのような完璧な状態ではありませんが、熟成したネッビオーロらしさはよく出ていたと思います。


by taurasista | 2018-10-07 16:52 | ワイン(イタリア)