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南ローヌ1998年

10月のワイン会は久々のフランス南ローヌ。1990年と並ぶ90年代最高のヴィンテージ1998年のグルナッシュ、それもこの地方のベストワインと評されるものから選んでみた。うーん、我ながらうっとりするラインアップだ。
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Etna Bianco Le Salisire 2010 (Vivera)
やはり1本はイタリアが欲しいので、アペリティーヴォはエトナの白を。溌剌とした酸ときれいな果実味を持つ心地よいワイン。アペリティーヴォはもちろん、優しくほどよく抑制が利いた味わいなので色々な食事との相性もよいだろう。
Châteauneuf-du-Pape Blanc Rousanne Vieilles Vignes 1995 (Beaucastel)
「南仏のモンラッシェ」とも呼ばれるこのワイン、ここまで熟成したものはこれが初めて。状態がわからなかったので、直前抜栓にした。開けたては色は黄金色、香りは蜂蜜にやや酸化の感じ。これが30分たつと色はすっかり褐色に。香りや味わいはイタリア自然派系の馴染みあるものに。これがこのワイン本来の姿かどうかは経験がないのでわからないが、なかなか面白い体験ではあった。97年も持っているのでそのうち開けてみよう。
Gigondas 1998 (St Cosme)
Gigondas Valbelle 1998 (St Cosme)
同じ作り手のベースラインとスペシャルキュヴェの比較。St Cosme、最近は色々なキュヴェを作っているようだが、この頃はこの2種類のみだった。比べてみるとキャラが大きく違うのに驚く。前者は冷涼な気候のワインを思わせる。筋肉質な作りで、酸も高く、ナツメグ等スパイシーさを除くとピノ的な雰囲気を持つ。Valbelleは豊満。パワフルで甘みもあり、かつスパイシーで南仏のワインらしさ満載。スタイルは違うが、どちらも素晴らしいワインだ。
Châteauneuf-du-Pape Cuvée du Centenaire 1998 (Les Cailloux)
Châteauneuf-du-Pape 1998 (Tardieu-Laurent)
Châteauneuf-du-Pape Vieilles Vignes (Domaine de Marcoux)
続いてはシャトーヌフを3本。Les CaillouxとMarcouxはパーカー100点で今市場では4万円とかべらぼうな価格になっている。3本ともリリースされてからあまりたたないうちに飲んだことがあったが、その時の印象は完璧なLes Cailloux(かなり感動した)、樽が強いTardieu-Laurent(ちなみにLaurentとはブルゴーニュのドミニク・ローラン。彼がパートナーとローヌで展開するネゴシアンビジネスがTardieu-Laurent)、果実味爆発でまるでポートのようなMarcouxという三者三様の個性のワインたちだったと記憶している。
それから10年以上経過しての印象はそれと全く異なるものになっていた。コンディションの問題もあったと思うが(Marcouxはオフのボトルだったと思う)、Tardieu-Laurentの良さが際立っていた。パワフルさとエレガントさを兼ね備えた誰が飲んでも美味しいと思うだろうワイン。まだまだ熟成するとは思うが、非常にいい状態だったと思う。Les Caillouxは期待が大き過ぎたのか、あれっと言う間に終わってしまい、次のTardieu-Laurentのインパクトが強かったせいもあって、影が薄くなってしまった感がある。10数年前の感動再び、という訳には行かなかった。

98年はまだまだストックがあるので、次回はBeaucastelやFonsaletteを試してみよう。これにイタリアからTurrigaを混ぜてみるのも面白いかも。
by taurasista | 2012-10-27 23:07 | ワイン会

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ウォーキング中に立ち寄ったロッソ・ルビーノ(ラ・バリック併設の食材&ワインショップ)のバンコで1杯。エレガントで香り高く滑らか。柔らかいアタックから充実したミッドパレット、アフターが切れ目なく続く、大変よくできたワイン。白が有名な作り手だが赤も負けていない。これがあればアルト・アディジェの他のピノはいらないかも、とまで思わせる優れものだ。見つけたら、買い。
by taurasista | 2012-10-13 23:58 | ワイン(イタリア)

少し間が空いてしまったが、9月のワイン会はなかなか出番がなかったマルケ&シチリア。Oasi degli Angeliの作る超レア物のKupra、エトナの2007年などを。ではまずは料理から。マルケとシチリアの料理で固めてくれる所がニクい。

【オリーブのフリット アスコリピチェーノ風】
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マルケ南部の典型的な郷土料理でまずはスタート。

【ブロデット】
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マルケの魚スープだが、これが登場したのはちょっと予想外。具沢山で結構お腹がふくれる。ヴェルディッキオとの相性は素晴らしい。

【カザレッチャ 信州鹿とポルチーニのラグー】
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ここからシチリアにシフト。季節を感じる一品。

【仔羊のロースト アーモンド風味】
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きれいなピンクに焼き上がった旨味たっぷりの仔羊。

続いてワイン。参加者のTさんの美しい写真でどうぞ。
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Verdicchio di Matelica 2006 (Collestefano)
Verdicchio dei Castelli di Jesi Riserva Barasta 2010 (Casaleta)
まずはヴェルディッキオ2種類。Collestefanoは若いうちに感じる尖った感じも取れて、非常にまろやかで飲みやすくなっている。柑橘類の香り、強固な塩っぽいミネラル。Casaletaはまもなく日本に初上陸する新鋭カンティーナ。こちらは新樽を使ったリゼルヴァだが、非常に果実に力があり、全然樽に負けていない。余り良くない表現だが、バリックをかけた質のいいシャルドネにシャープな酸を加えた感じ。

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Kupra 2006 (Oasi degli Angeli)
これは初めて目にする方が殆どだろう。Kurniで有名な作り手がひっそりと作る2種類目のワイン。品種はボルドBordo。カンティーナの近くでたまたま発見されたグルナッシュの亜種だそうだ。香りは薬草系の独特のもの。味わいは丸く、温か。アフターには独特の苦みがある。非常に個性的な味わいのワインである。(興味がある方は2008年9月のカンティーナ訪問記を見てください。)

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Etna Rosso Prephylloxera La Vigna di Don Peppino 2007 (Terre Nere)
こちらはワイナート最新号でも取り上げられていたワイン。自根の樹齢150年以上の古木から作られるTerre Nereのフラッグシップである。香り高く、とてもスムーズなストラクチャーだが、味わいには同時に粘性があり、素晴らしくエレガントかつアフターが長いワイン。これは文句なし。個人的にはこの日のベスト。

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Etna Rosso M. I. 2007 (Vini Biondi)
こちらは2009年4月に訪問した作り手。MIとはMonte Iliceの略で、エトナ東側の急斜面、火山性の真っ黒な土壌の区画。この区画のみを使って作られた最初のヴィンテージである。樽から試飲してその素晴らしさに感銘を受けた記憶がある。ボトルから飲むのはこれが初めてだったが、ややおとなしい印象。とても柔らかく、香り高いいいワインなのだが、ベストのボトルではなかったのかも。もう一本持っているので、もう少し置いてから開けてみよう。なお、この作り手はこれまで日本の市場ではほとんど目にすることがなかったが、最近インポーターが変わったので、きっとかなり市場に出回ることになるだろう。

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Etna Rosso Serra della Contessa 2001/2004 (Benanti)
最後は2001年と2004年のミニ垂直。このSerra della Contessaはカターニャの町からそれほど遠くないエトナの東斜面、エトナの畑としては標高が低い(確か400mぐらい)区画から作られるBenantiのフラッグシップである。エトナ北側のワインに比べると酸が低めで、ねっとりとした感じがし、かすかにジャミーなところもあり、パワフル。これはこれで素晴らしいワインだが、比べると北側のワインの方が好みかな。

10月はイタリア会はお休みで代わりにローヌの98年を。11月はどうしようかな・・・。たまにはスーパートスカーナでもやってみようかな。。。
by taurasista | 2012-10-09 00:04 | ワイン会

伊勢丹イタリアフェアでローマの名店Roscioliレシピのカルボナーラを試してみた。感想。味はいいが、やはり2年前に現地で食べたのと比べると若干物足りない。まずワイン。500円と安いのはいいが、このお味はいただけない。本家はガンベロロッソのガイドで何年も続けてワインバーの最高評価Tre Bottiglieを取っているお店。イタリアは言うに及ばず、国外のワインのラインアップも素晴らしい。それと比べると余りに寂しい。(会計を済ませた後に白はウンブリアのPalazzoneだったことに気付く。こっちにすべきだった。。。。。)もう少し選択肢を持たせて欲しい。
そしてカルボナーラ。繰り返すが味は良い。グアンチャーレの味わいの濃厚さがアクセントになっている。では足らないのは何か、ちょっと考えてみた。結論は卵のねっとり感。さすがに卵までイタリアから持ってくることはできなかったのだろう。ここだけがちょっと残念。あと、このサイズで2,100円は少し高過ぎる。ということで、この企画を採点するなら68/100点と言った所か。
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by taurasista | 2012-10-06 14:36 | ワイン(その他)

しばらく振りのパーチェ、残念ながら沼尻シェフ(初代シェフでもある)が今月一杯ということだが、余りのクオリティの高さに驚いた。内藤さんのワインは改めて触れるまでもない。現在日本最強のイタリアンと言っても過言ではないだろう。どの皿も無駄を削ぎ落としてソリッド、そして焦点がぴったり決まり、同時に味わいは軽やか。過去のパーチェでもこれほどの料理はなかったような気がする。

【お口取り】オリーブのフリット
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【前菜】ホタテとスフォルマート
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【プリモ1】青魚のトマトソース
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【プリモ2】いろいろなキノコのタリオリーニ
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【セコンド】鴨
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【ドルチェ】チョコレートケーキ
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ワイン
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by taurasista | 2012-10-06 02:50 | レストラン(日本)