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ライテ Laite, Sappada (Veneto)

アルト・アディジェからドロミテを抜けてやって来たのはヴェネトの北東の外れ。フリウリとの州境でオーストリアのリンツは山の向こうという辺境の地Sappada。たぶん夏はトレッキングの、冬はスキーの基地にでもなるのだろうが、それ以外のシーズンでこの町に来る理由は一つしかないだろう。このLaiteで食べること、である。
奥さまがシェフ、ご主人がサービスで運営するこの小さなレストランはガンベロ・ロッソで何年も続けて最高評価のトレ・フォルケッテを維持する名店である。

見た目は至って質素な山小屋風の作り、内装も素朴。
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一方、料理はスパイス使いに特徴がある、伝統を踏まえながらも独創性のあるもの。

【前菜】シチリアのデザートであるカンノーロを詰め物を変えて前菜に仕立てたもの。ソースはピスタチオベース。
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【プリモ】ヴェネト産米のタリオリーニ、ポロ葱、マスの燻製。風味付けはカレー。オリジナリティに富み、かつ複雑な味わいが素晴らしい。この日のベストの一皿。
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【セコンド】確か肉は牛だったと思うが、スパイスを塗った肉の表面を意図的に焦がして風味付け。
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【ドルチェ】全部出してくれた。最後のチョコはサーブする前にスモークを入れてラップでくるんで供された。
(今シェフは燻製に凝っているのだそうだ。)
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ワインはこの2本。地理的に近いこともあり、古いヴィンテージも含めたフリウリのストックは垂涎もの。白はお勧めに従い、赤はリストからチョイス。
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白はMaregaのフリウラーノ。確か20ユーロ前後。クリーンな作りでアタックからアフターまで崩れない。広い層に支持されそうないいワインだ。赤はCastelladaのRosso 1996年。開けたてから色っぽい香りをむんむん匂わせる妖艶なワイン。品種はほぼメルロー。確か30ユーロ代後半。これが今回のツアーのベストワイン。

食事を終えると外は雨。雨の中この日の宿泊地ベルーノに向かう。
by taurasista | 2011-06-25 14:50 | レストラン(イタリア)

荷物なしでの旅行も3日目。この日の夕食はUnterwirt。Chiusa(ドイツ語ではKlauten)で高速を降りて約5分のGudonという集落にあるホテル・レストラン。このChiusaには2011年版ミシュランで2つ星に昇格したJasminというリストランテもあり、どちらにするか迷ったが、ホームページを見る限りUnterwirtの料理の方が土地を強く感じたのでこちらを選んだが、結果は大正解。私にとって今回のベストレストランだった。

【パン】日本ではドイツ系を好んで食べることはないが、アルト・アディジェのこの手のパンは非常においしい。中でもこちらもののは最高。ちなみにシェフは元パン職人だったとのことだが、この日のパンを焼いてくれたのは日本人の女性料理人。
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【前菜】鶉のローストをスペックで巻いたもの。酸味の使い方が絶妙。これが今回の旅行のベスト料理賞!
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【プリモ】リゾット。山の中だがシェフは魚料理が得意と言うことなので敢えて頼んでみた。エビも新鮮だし、火入れはばっちり。
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【セコンド】牛の煮込み。季節のアスパラとともに。
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ワインは品数はそこそこだが、この地を代表するものをきれいに揃えている(リストが品種別なのが見やすかった)。悩んだ結果選んだのはこの日の午前に訪問したKuenhofのSylvaner 2007年。ちなみにスクリューキャップ使用。
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甘みが前面に出るスタイル。酸が若干足りない気はしたが、心地よく飲み進められるワインだった。肉とはこういったワインをグラスでいただく。
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アットホームなインテリア、マダムのサービスも非常に心地良く、とても気持ち良い時間を過ごせた。それほど名を知られているお店ではないようだが、誰にでもお勧めできるレストランである。

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by taurasista | 2011-06-24 16:43 | レストラン(イタリア)

2日目の食事はPatscheiderhof。場所はボルツァーノBolzanoから山を一気に上ったRenon(この地の第一言語のドイツ語ではRitten)の外れ。この日は午前中は雨がぱらつき、夕方から晴れるという天気だったが、この辺りは標高が相当高く(800~900m)、夕暮れからは深い霧で幻想的な景色になった。
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写真の通り、内装・外装とも山小屋そのもの。到着した21時頃は地元の人たちで満席。ドイツ語が飛び交う中、ワインはこちらを注文。
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Blauburgunder Pigeno 2008 (Stroblhof)
かなりしっかりした作りのピノ・ネーロだが、少しアフターに苦みが強く、余り得意なタイプではなかった。

料理は地元の素朴な料理。味は非常に良く、特にカーネデルリはこれまで食べた中でも一番おいしいと思ったぐらい。内臓が疲れ気味だったので、カーネデルリはスープにして、セコンドはパス。
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この土地の飾らない料理を食べるにはとても良いお店だと思う。この日はわからなかったが、きっと晴れていれば眺望も素晴らしいだろう。この日も満足!
by taurasista | 2011-06-12 14:29 | レストラン(イタリア)

旅行から戻って1カ月以上たつというのに、全くレストランやカンティーナの記事をアップできていないので少々罪の意識を感じていた。この1本目で少しそれも緩和されるかな。

今回は移動にしてやられた旅行だった。まず到着地のパリでスーツケースの底がひび割れ。翌日朝のパリ→ミラノはホテルで手配した乗り合いタクシーが時間が遅すぎ、何とか間に合ったものの荷物は未着。荷物は1本あとの便で来たのに、そこはさすが(?)イタリア、配送のアレンジが無茶苦茶で結局荷物が手元に届いたのはイタリアを離れる前日の夜!

さて、今回の食事は初日のパリ以外は全て当たり(パリのお店は自然派ワインで有名なビストロだったが、オーナーが代わったのが災いしたのか、残念ながら料理は素人レベルだった)。イタリアでの最初の食事は雨の中トレントで。トレントには初めて来たが、とても整った街並みで、「反対宗教改革」で有名なトレント公会議が開かれたDuomoなどの歴史的建造物が多い。買物も結構充実していて、立ち寄る価値がある町だと思った。

Le Due SpadeはDuomoから歩いてすぐの路地にある。元々は由緒あるホテル・レストランで16世紀の古文書には既にその名前が登場するそう。22席の小さなお店でこの日は満席。遅い時間にも何組かやってきて、1.5回転ぐらいしていただろうか。
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料理のレベルはどの皿も非常に高く、非常に満足。写真はリドヴォーのソテー。
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ワインはお店のお勧めのCesconiのOlivarをボトルでオーダー、肉にはこちらを。
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Teroldego Rotaliano 2009 (de Vescovi Ulzbach)
テロルデゴTeroldegoは青みが目立ちなかなか美味しいものに当たらない気がしていたが、こちらはなかなかgood。赤いフルーツの香りで近代的でクリーンな造り、構造は滑らかでバランス良く飲みやすい。

スタッフとも仲良くなり、ソムリエナイフをいただいた。歩くのが若干早すぎることを除けばサービスも非常によく値段も適正。あらゆる点でお勧めできるレストランである。
by taurasista | 2011-06-11 17:57 | レストラン(イタリア)

魚!(2)

あまりにも更新が滞っていて、このままだと忘れられてしまいそうですが・・・。
魚シリーズ第二回目です。

【クロダイorata】
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【サバsgombro】
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【シタビラメsogliola】
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【スズキbranzinoとヒメジtriglia】
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【タイdentice】
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もうあと1,2回続きます。
by taurasista | 2011-06-02 23:40 | Misc