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旅行記残り

カンティーナ・・・Campogrande、Tenuta Pederzana
レストラン・・・Cappun Magre、d'Amerigo、Cafe La Crepa

あと5つ!
by taurasista | 2010-06-29 20:57 | ワイン(イタリア)

Riomaggiore

生憎の天気だったが、風景は本当に美しい。
一番下の写真はRiomaggiore駅。

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by taurasista | 2010-06-29 20:55 | ワイン(イタリア)

翌日はまたまた雨。ここまで続くと晴れていないことの方が当たり前に思えてくる。A10をLa Speziaで降りて市街地を抜け、15分も走ると世界遺産チンクエテッレの南端の町Riomaggioreである。到着した時はかなり激しい雨。オーナーのHeydi Bonanini Samuele氏に電話して迎えに来てもらう。15分ほどでHeydi氏はやってきた。がたいのいいお兄ちゃんで、年は30ぐらいだろうか。

ローマ時代から銘醸地として知られたRiomaggioreも現在はたったの5つ(うち2つは大量生産志向)のカンティーナを残すのみになってしまった。畑面積もかつての1,500haから現在は100haに、またフィロキセラ前は24種類を数えた地場品種も現在は4,5種類しか残っていないという。その最大の原因は生産性の低さである。チンクエテッレは海に険しい崖が迫る非常に厳しい地形で、ブドウはその急斜面にへばりつくように植えられている。当然作業は全て手作業で、かつ危険を伴う(作業中に崖から滑落死するのも決して珍しくなかったという)。また、戦後ブドウ作りには質より量が求められたため、チンクエテッレのような生産性の低い地域は市場での競争力を失っていく。こうして、労働者たちは都市へ出稼ぎに出るようになり、作業者を失った畑は打ち捨てられ、この地のワイン産業は衰退していった。

チンクエテッレが再びワイン生産地として注目を浴びるようになったのは、ほんのここ数年のことだろう。Walter de Batteのような意欲的な生産者が登場するとともに、世界遺産であるこの地の景観維持とブドウ畑の復興が結びついて語られるようになる。こうした流れが産んだのが、このPossaのような作り手であるのだろう。

生憎の雨で危険すぎるため畑には行けなかったが、ともかく斜度が凄い。斜度だけならこれまで行ったどの生産地よりも凄いと思う。
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こちらはHeydi君のアルバムから拝借したもの。海面のすぐ上にブドウを植えている!ここには行ってみたかった!
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カンティーナには歩いて向かう。彼のカンティーナは町中の家屋が立て込んでいる一画の、普通の家の地上階にある。かつてはいくつものカンティーナが立ち並ぶ通りもあったとのことだが、現在は空き家なのか普通の家なのか・・・・。
カンティーナは本当に小規模。年間生産本数は5,000本程度しかない。カンティーナには小樽とステンレスタンクがいくつか並んでいる程度である。
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作るワインは4種類(赤1、白1、白甘1、赤甘1)。全部試飲させていただいた。以下テースティングノート。

Rosso di Possaitara 2009
品種はBonamicoとCanaioloが半々。Bonamicoはこの辺りの地場品種だが、なかなか熟さないのだそうだ。房は非常に大きいとのこと。ノートをちゃんと残していないが、ロッセーゼに似た軽い赤。密度はしっかりあって、しゃばしゃばなワインでは決してない。カジキマグロ、アンチョビ、マグロなどとの相性が良い、とHeydi君。年間約1,000本。

Cinque Terre 2009
品種はBosco 75%、Rossese Bianco 15~20%、残りその他。柑橘類、ミントなど清涼感ある香りにヨードっぽい独特の要素が混じる。4日程度マセラシオンを行っているせいか、少しタンニンを感じ、そして塩気が強い。線は細く、最初はしゃばく感じるのだが、味わいが途切れず、しっかりとした余韻に続く。個性的で優れたワインだと感じた。年間約3,000本。

Sciacchetrà 2008
Bosco 70%、Rossese Bianco 30%。ブドウは2ヶ月間陰干しし、25日マセラシオン、ステンレスタンクで発酵後、1000リットルの桜の木で作った樽で4-5ヶ月熟成。ブレンドして1年ステンレスタンクに置き、ボトリング。
香りは蜂蜜やアプリコットのジャム。甘みは強いがべたつかず、非常に凝縮感があり力強いが、決して飲み疲れない。これもなかなかのワイン。Rossese Biancoはポテンシャルが高い品種なので、いつかはこれだけで甘口を作りたい、とHeydi君。年間約500本生産。

La Rinascita 2009
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トリは赤の甘口。品種は最初の赤と同じくBonamicoとCanaioloが半々だが、Bonamicoは糖度が上がりにくい耳と下部を切り落とす。醸造はSciacchetràと同じだが、桜ではなく栗の木の樽を使用。
ブラックチェリーなどの濃密な香り。やはり塩っぽさを感じる。構造はとても滑らかで、余韻は長大。たった99本しか作られていないワインで、当然値も張るが(町中のエノテカで確か200ユーロ以上で売られていた)、クオリティの高さは疑う余地もない。

雨で畑を見られなかったのが返す返す残念だったが、チンクエテッレの「シャバさの中の美しさ」を理解する糸口となるとても有意義な訪問だった。
by taurasista | 2010-06-24 23:08 | カンティーナ訪問

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Neはジェノヴァから50km。海沿いを走る高速A10をChiavariで降りて約10分の山麓の町。こんなところにイタリアを代表するトラットリアが2軒もあるのには本当に驚かされる。一つは宿から歩いてすぐのAntica Trattoria dei Mosto。もう1軒が今回紹介するLa Brinca。スローフードのガイドで長年に渡りトラットリアの最高評価トッレ・ガンベッリ(3本エビ)を維持している名店である。

場所は田舎町Neの中でも更に田舎で、狭く急、そして真っ暗な山道を約10分登った山の中腹の小さな村落。お店以外には殆ど家もない。場所の辺鄙さという点ではこれまで訪れた店の中でも屈指だろう。(道は本当に狭く、smartですら運転が大変だった程。最初に乗っていたVoyagerだと通れなかったかもしれない。。。。。)

こんな立地だが、成功しているお店だけあって店構えはなかなかのもの。内装も温かく、とても感じが良い。ただ、残念なことにゲストが我々含め二組だけ。心地よいざわめきを期待していたところもあったので少し残念だったが、いくら美味しい食事には遠距離ドライブも厭わないイタリア人とは言え、平日の夜にはなかなかここまで来られないということだろう。
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前にも書いたとおり、リグリアは長い海岸線を持っているにもかかわらず、伝統料理は基本的には野菜と肉である。魚ではない。このLa Brincaも例外ではなく、メニューには魚は皆無。料理自体は素朴な田舎料理で、洗練はされていないが、その分地方色がぷんぷんしていて個性的。

【突き出し】粉物を揚げたもの。こちらの料理は粉物が多い!
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【前菜①】この地方の代表的な前菜の盛り合わせ。殆どが野菜で他の地方では見たことがないものが並ぶ。
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【前菜②】粉物にジェノヴェーゼ・ペースト。
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【プリモ】レタスの詰め物をブロードに入れたもの。この地方でしか食べられない料理だそう。
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前日の反省を踏まえてセコンドは控え、お腹を回復させることに専念。ワインも1本だけにした。いただいたのはこちら。

Rossese di Dolceacqua Bricco Arcagna 2006 (Terre Bianche)
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今回ドタキャンしてしまったTerre Biancheのロッセーゼの上級キュヴェをお詫びも兼ねてオーダーしてみたが、これがなかなかいいワイン。ありがちな薄いロッセーゼではなく、凝縮感は十分で、かつ優しく滑らか。バリックの使い方も上手で、巧みにワインの要素を補強している。余韻も長く、非常に気に入った。訪問できなかったのが本当に残念。

食後はセラーを見せていただく。自然派に力を入れているとのことだったが、それも含め品揃えはかなりのもので、例えばTerre NereのDon Peppinoなど希少なワインもごろごろ。90年代前半のTurrigaなど興味深いものも多く、以前なら間違いなく大量購入しているところだが、今回はその余裕がなく、大変残念ながらオリーブオイルのみで我慢。。。。。

料理自体が無茶苦茶レベルが高い、という訳ではないが、昔ながらの地方料理を楽しめるという点にかけては、その立地も含めてスペシャルなお店だと思う。絶対に再訪したいという所までは行かないが、一度来てみて良かったとの感を強く持ち、お店を後にした。
by taurasista | 2010-06-19 10:57 | レストラン(イタリア)

Fausto氏に連れられてやってきたのはカンティーナから車で約5分のこのお店。
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なんたって、名前が凄い。Bar Sport。直訳すると「レストラン スポーツ バー」。その実態は地元民の溜り場の超ラフなメシ屋である。もうちょっとマシな名前を付ければいいのに、と思うが、気取りのかけらもない店なので、名前などどうでもよいのだろう。

料理は超ベタな地元料理。ちなみに、リグリアは海に面しているので魚を良く食べると思われているが、実際には全くそんなことはない。魚が出てくるのはごく一部だけで、ほとんどのお店は野菜と肉のみである。恐らく漁業の伝統がないのだろう。ラ・バリックの坂田さんによると「海沿いの店でも下手したら冷凍物の魚が出てくる」のだそう。

【豆スープ】
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【豚の雑肉(尻尾など)の煮込み】
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【スポンジケーキ】
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どれも見た目は適当だが、意外に旨い。味付けは塩気が強く、こういう料理と合わせると、ミネラルと酸味はたっぷりだがフルーツのないオヤジのピガートが俄然元気になる。こういうアッビナメントもありなんだ、ということを学んだ。

一度カンティーナに戻って、オヤジはまだまだおしゃべりを続けたそうだったが、適当なところで切り上げて、宿泊地のConscentiへ向かう。天気は回復、青空の中をA10で南下。心配していたジェノヴァ近辺の渋滞もほとんどなく、18時ごろこの日の宿Locanda Barbinに到着。全然期待していなかったけれど、設備が新しく、なかなか良い宿。
by taurasista | 2010-06-15 21:44 | レストラン(イタリア)

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Biovioからは約15分で次のカンティーナLe Rocche del Gattoに到着。入口がわからず電話すると、ビニールハウスの横から出てきたのは世捨て人、ヒッピー、変人・・・表現は何でもいいが、ともかく絶対にイカレた人に間違いないと言い切れる容貌のオヤジFausto氏がやってきた。

このカンティーナについてはほとんどメモが残っていない。理由は2つ。
①オヤジが何を言っているのかわからない
訛りが強いうえに、もごもご話すので、話がわからない。。。。私のイタリア語力は決して高いとは言えないけれど、ここまでわからなかったのは久しぶり。たぶんMontevetranoのお兄さん以来だろう。
②体調が最悪
オヤジのぬめっとしたトークは決して止まらない。言葉とオヤジの体から発散される毒気にやられたのか、ここにきて体調が最悪に。。。。

こういう状態だったため、ワインについては正当な評価が出来ないのでここではコメントは控えたいが、一点だけ書いておくと、果実味が余り感じられないちょっと不思議なスタイルのワインだった。一番いいと思ったのは古い(2000年)のピガート。香りといい、酸味といい、熟成したリースリングのよう。

ワインの印象はオヤジに連れられて行った昼食のお店でちょっと変わるのだが、それは次回書きます。
by taurasista | 2010-06-12 14:48 | カンティーナ訪問

翌朝は再び雨。それも前日の朝並みかそれ以上の激しさで降っている。回復したかに思えた体調もまだまだで、またもやお腹の調子が悪い。all'Enotecaで調子に乗ってしっかり食べてしまったのが災いしているのは間違いなく、ちょっと自己嫌悪。

霧がだいぶ晴れた8時過ぎにLe Torriを出発。前日と同じルートでA6へ。このsmart、小さな割には案外安定性も良くて80kmぐらいまでなら全然気にならない。さすがに100kmを超えると不安定になってきて、また強風、いや横をトラックが走っただけでも少しあおられてしまうので、ずっと80kmキープの超安全運転(というか田舎のおばあさんみたいな運転で)A6をSavonaに向けて南下する。

Savonaに着くころには少し天気もましになってきた。SavonaからA10を西へ。この辺りから標識にMontecarloやNiceなどフランスの地名が登場するようになる。南仏も最近すっかりご無沙汰しているなぁ。A10をSavonaから約40キロ走り、この日の最初の目的地Albenga近くで高速を出る。

リグリアに足を踏み入れるのは92年4月以来だから18年振り。この時はミラノ中央駅でFiat UNOを借りて、ジェノヴァ方面からトスカーナ入りする計画だった。ジェノヴァを過ぎてRapalloでランチしたまでは良かったが、そのあと大渋滞にはまり、迂回した山道(たぶんチンクエテッレの山の上を走る道だと思う)を同行者が攻めまくったせいでひどい車酔いになり、ようやく辿り着いたLa Speziaの宿でベッドに倒れこんだ、という苦い思い出しかない。今回はその分も挽回したい気分だったが、雨は降るは、体調は相変わらず悪いは、でちょっと鬱モード(どうしてここまで気分が落ち込んでいたのか、今思うと不思議ではある)。

この日最初のカンティーナ訪問はBiovio。元々Brunaに行くつもりだったのだが、折悪くボトリング作業の最中ということで断られたので、急遽ガイドブックを見てアポを取ってみた。予備知識は名前の通りビオであること、DuemilaviniでピガートのBon in da Bonが最高評価(5 grappoli)を数回取っていること以外は全くなし。リグリアで最初に訪れるカンティーナということで、リグリア、更にはこのAlbengaエリアに関する知識もなし、というほぼ真っ白な状態での訪問だった。

高速を降りてからカンティーナのあるBastia地区までは10分程度だっただろうか。高速が海の近くを走っていて、そこから少し海側に向かっただけだというせいもあるが、地形は至って平坦。ブドウ畑も全くなく、見えるのは野菜や果物のビニールハウスばかり。生産量で言うとリグリアはイタリア20州の中でも最も少ない州の一つだが、それがまざまざと感じられる風景である。

カンティーナはBastia地区の真ん中にあった。ホテルが併設されていたが宿泊客がいる気配はない。ベルを押しても誰も出ないので、少し車の中で待っているとオーナーのお嬢さんCaterinaさんがパンを抱えて戻ってきた。まずはカンティーナを見せてもらう。ステンレスタンクがいくつか並んでいるだけの簡素かつ小さなカンティーナである。
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オーナーはGiobatta Vio氏。地元の出身で元々はハーブを中心に農園を経営していた。栽培したブドウは売却していたが、ワイン作りへの情熱がつのり、2000年から瓶詰めを行うようになった。現在の畑面積は5ha。このエリアの地場品種はピガートPigatoなので、いいピガートを作ることが第一の目標という。ビオの認証(ICEA)は1999年に取得している。

作っている品種は4種類。白用はPigatoとヴェルメンティーノVermentino、赤用はロッセーゼRossessとグラナッチャGranaccia(=グルナッシュ)、というこのエリアに典型的なもの。まずはピガートから試飲。

Pigato Riviera Ligure di Ponente MaRene 2009
瓶詰め直前のステンレスタンクから。ピガートというと、酸もフルーツもアグレッシブという印象だが、こちらはフローラルで酸も柔らかいエレガントなもの。ミネラルが強く、少しオイリー。ストラクチャーはしっかりしていて、余韻も結構長い。

Vermentino Riviera Ligure di Ponente Aimone 2009
ピガートと同じくステンレスタンクから。ピガートほどのストラクチャーはないが、まとまりが良い。ハーブやすももの香り。ミネラリー(ピガートよりも強い)。

Rossese Riviera Ligure di Ponente U Bastio 2009
色が非常に薄い。イチゴや土の香り。タンニンがなく軽いのでするする飲めてしまう。非常に軽いブルゴーニュ・ルージュとイメージが重なるところがある。

フラッグシップのBon in da Bonは試飲できなかったが、一本お土産でいただいた。今週末のお土産会で試すのが楽しみだ。

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by taurasista | 2010-06-09 21:22 | カンティーナ訪問

少し時間がたってしまったが、先月今年に入って初めてバリックへ。快晴の土曜日の昼だったが、陽気のせいだけではなく、入った瞬間にとてもいい気を感じる。お店に勢いがあるせいだと思うが、あらゆる点でグッドサイクルで回っていることが良く分かる。

今回も料理、サービス、ワインとも申し分なく、とても気分良く3時間過ごさせていただいた。まずは料理から。

【ハムの盛り合わせ】
盛りも味わいもイタリア的。特に厚切りのモルタデッラが美味い。ちなみに、併設されているショップ(Rosso Rubino)で購入可能。
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【桜エビのパスタ】
少しピカンテに仕上げたもの。前菜とは違って日本的なイタリアンの良さが存分に出ている。
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【セコンド=子牛】
お隣のテーブルで食べていたのが美味しそうだったので、珍しく牛肉にしてみた。ぎゅっと噛み応えがあり、旨味がほとばしる。
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少し記憶がぼやけているので、ワインは写真だけにします。
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ネットショップの紹介だと3枚目のL'Arco、Giuseppe Quintarelliの実質的な後継者だとか。クインタレッリは後継者に恵まれず既にカンティーナを売却してしまったのだが、このL'Arcoでワイン作りをしているLuca Fedrigo氏は若い頃から最近までクインタレッリで畑・醸造両方の重要部分を担っていたのだそう。味わいは(確か)非常にスムーズで、凝縮しているが同時に軽快さもあるなかなか優れたものだった、との印象。早速2本購入、1本は近々友人たちと飲んでみるつもり。

この日も最後の一組になってしまい、4時過ぎにお店を出る。是非また近いうちに再訪したい!
by taurasista | 2010-06-07 23:01 | レストラン(日本)

想いの木(神楽坂)

神楽坂上交差点からすぐの所にあるインド料理店。スパイスや辛さに頼らず、とても繊細でレベルが高い料理を出すお店で、接客もとても丁寧。是非定期的に通いたい。

【想いの木カレー】野菜のカレー。素材の味がしっかり生きている素晴らしい一皿。
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【ビリヤニ】炊き込みご飯。
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by taurasista | 2010-06-06 15:09 | レストラン(日本)

all'Enoteca - 3度目の訪問

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all'Enotecaを訪れるのは2006年4月、2008年4月に続いて3度目。今回は初めてのお店に行くことがテーマだったので当初の予定からは外していたが、これまで行ったイタリアで一番のお気に入りと言ってもいいぐらい、大好きなお店。

お店はロエロRoero地区の中心都市Canaleの町中、教会を改造した建物の2階にある。1階はRoeroのワインの試飲、購入ができる町営のエノテカ。シェフのDavide Palludaはこの町で生まれ育ったそうで、この地方の伝統料理をベースとし、そこにイマジネーションを吹き込んだ、「昔ながらの良さ」と「革新的な良さ」のバランスが絶妙の料理を味わえる。
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内装は2年前と少し変わった気がする。前から白が基調だったが、より白くなった、と言えばいいのかな。カーテンからクロスまで全て白(2年前の写真を見ると、カーテンはエンジ色だった)。あと気付いたのが厨房の入り口のドア。以前は自動ドアで、少し音が大きく若干雰囲気を損ねていたが、スタンダードなものになって改善されていた。
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食前酒のスプマンテはサービス。今回はCostaripaのロゼ。
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メニューにはいつも通り魅力的な料理が並び、新しいものも多い。散々迷ったがアラカルトで3皿行くことにした。

【パン】食べ過ぎるな、と自分に言い聞かせていたが、自然どんどん手が伸びてしまう。素晴らしく美味い。
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【お口取り①】ヴィッテロ・トンナート。なんて繊細な味わい!絶品。
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【お口取り②】長いのが確かパルミジャーノのフライ。後ろに少しだけ見えるのがアンチョビのフライ。軽くかりっと揚がっていて、どちらも素晴らしいのだが、何より驚いたのが左側のマヨネーズ。軽快、繊細かつ旨みが詰まっていて、これには感動。
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【オリーブオイル】リグリアの香り高く繊細なもの。
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【ミネラルウォーター】お水はピエモンテのもの。
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【前菜】ウナギを柑橘類のゼリーで包んだものとカエルのフリット。器は和な感じ。ウナギはとても繊細な味わい。
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【プリモ】ラヴィオリ。中はチーズ等をスープ状にしたもので、イタリア風ショーロンポウの趣。
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【セコンド】ウサギの色々な部位を色々な調理法で。
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ワインはアルネイスをグラスでいただいたあとは、Silviaに敬意を表してこちらを(K君、ご馳走様でした)。
Barolo Arborina 1999 (Elio Altare)
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前回頼んだClericoの95年は最後までうんともすんとも言わずに終わってしまったのを思い出すが、こちらは最初から全開。グラスに鼻を近づけなくても香りが飛び込んでくる。味わいはすっかりこなれていて、エレガントでアタックは柔らかいが、きめがとても細かく、ミッドからアフターにかけての充実感は素晴らしい。やはり早く飲めるバローロの中では最高の1本だとの思いを強くする。

帰る前に厨房を表敬訪問。この日はDavideは不在で、トップも2番手も昨日お会いした方々(ごめんなさい!お名前を失念してしまいました。もしこれを読んだらコメントしてください。)。仕切りを完全に任され、そしてこれほどハイレベルな料理を日本人がヘッドで出せるとは、本当に嬉しい限り。

また火山が噴火したらしい、とのbad newsには参ったが、素晴らしい食事とワインですっかり体調は回復した(ように思えた)。天気も回復、美しい月を見ながらCastiglioneに戻る。
by taurasista | 2010-06-03 21:31 | レストラン(イタリア)