人気ブログランキング |

今週ミシュラン・イタリアの2010年版が発売された。星付きのリストを見ていると、これまで訪れたことのあるレストランで昇格したり、新たに星を取ったところがちらほら。その中から今回は2つ星昇格組のAntica Corona Reale - da Renzoをご紹介(2005年5月の訪問で少し古い話になりますがご勘弁を)。

このレストランがあるCervereはDOPを取っているポロ葱で有名な町だが、主要なワイン産地からは外れていて、交通の便は良くない。定宿のCastiglione Fallettoからは約1時間。BraからCuneoに向かう国道沿いに突然看板が現れる。
c0159117_23543841.jpg

なんともシュールな絵柄だが、これがメニューの表紙。ポロ葱、エスカルゴ、カエルといった看板食材がどーんと描かれている。では続いて料理を。

【前菜-エスカルゴとポロ葱】
c0159117_23584049.jpg

代表的な2つの食材を使ったこのお店を象徴するような前菜。

【前菜-カエルのフリット】
c0159117_00738.jpg

訪問日(5月1日)から出し始めるというカエル。我々に出すのがこの年最初だという。アンジェロ・ガヤはこちらのカエル料理が好物で、カエルを出し始めるとすぐにやってくるらしいが、食後にシェフに「ガヤに勝ったな」と誉められた(?)。

【前菜-カルネ・クルーダ】
c0159117_045635.jpg

もちろん肉はピエモンテの最高級牛ファッソーネfassone。オリーブオイルはプーリアのもの。

【プリモ-アニョロッティ】
c0159117_07316.jpg

こちらもピエモンテの定番。シンプルにソースなしで。

【セコンド-牛ほほ肉のバローロ煮込み】
c0159117_010159.jpg

この煮込みは絶品! これまで食べた赤ワイン煮込みの中でも間違いなくトップ3に入るもの。

ワインは写真が残っていないが、スプマンテ(確かAnnamaria Clementi。この頃はいいワインばかり飲んでいたなぁ。)に、この日の午後訪問したAldo ConternoのBarolo Cicala 1995.まだ熟成途上だったが既に美味しく、ポテンシャルの高さを非常に感じさせるものだった。

他にも優れた1つ星レストランが数多くあるピエモンテで、何故このお店が2つ星に選ばれたのか、それを確かめるために是非再訪してみたいものだ。
by taurasista | 2009-11-27 00:19 | レストラン(イタリア)

週末に届いたワイン

楽天の期間限定ポイントがあったせいでついつい手が出てしまったのがこの二本。
c0159117_20272753.jpg

Greco di Tufo 2003 (Vesevo)
Greco di Tufo Nova Serra 2004 (Mastroberardino)


カンパーニャ白の少し前のヴィンテージは殆ど市場に残っていないが、2本とも2,000円台なので少し得した気分。Mastroberardinoは先日飲んだところだが、もう少し熟成させてみたかったのでお店に残っていた最後の1本をゲット。Vesevoは近々うちでワイン会をやるときに出す予定。
by taurasista | 2009-11-23 20:30 | ワイン(イタリア)

ワイン本 - フリウリ

まもなくフリウリ、それもCollioに特化した英語のワイン本が出版されます。amazon.co.jpで予約できるので興味のある方はどうぞ。配送は12月に入ってからになるとのこと。

Collio: Fine Wines and Foods from Italy's Northeast
c0159117_2082949.jpg


著者はCarla Capalbo。MontevetranoのSilvia Imparatoがプレゼントしてくれた彼女のカンパーニャについての著作(ライフログに入れています)はとても出来が良かったので、フリウリ版も期待できる。手元に届いたら感想をアップします。
by taurasista | 2009-11-23 20:10 | ワイン(イタリア)

昨日の昼は9月に続いて第二回「スピネッタ会」をM嬢&リス君カップルのオーガナイズで開催。では早速ワインと料理を紹介していきます。

DUBL Metodo Classico 2005
c0159117_17381837.jpg

生産者:Feudi di San Gregorio(ジャック・セロスとのコラボ)
所在地:Sorbo Serpico(カンパーニャ州アヴェリーノAvellino県)
品種:Falanghinaファランギーナ 100%

スプマンテはお店側のセレクト。このスプマンテはMastroberardinoと並ぶカンパーニャの最大手Feudi di San Gregorioがシャンパーニュのジャック・セロスの協力を得て作る3種類の泡の一つである(残りはGrecoから作る白とアリアニコから作るロザート)。
このワイン、これまで2004年ヴィンテージを何度か飲んだ際には、なんてことないワインという印象しかなかったが、今回は「意外にいける」と感じた。ファランギーナらしいトロピカルフルーツの感じと柔らな酸。ボディもしっかりしていて、アフターもそこそこにある。まだまだトップクラスのフランチャコルタには及ばないが、クオリティ向上を実感。

Greco di Tufo Nova Serra 2004
c0159117_17584511.jpg

生産者:Mastroberardino
所在地:Atripalda(カンパーニャ州アヴェリーノ県)
品種:グレコGreco 100%
DOCG:Greco di Tufo

ここからは私のセレクション。白はカンパーニャ州のGreco di Tufo。現在もう市場にはほとんど出回っていない2004年ヴィンテージをたまたま楽天で見つけたので試してみた。香りはグレコらしい蜂蜜、リースリングっぽい石油香。そしてミネラル。良質のフルーツ、酸がまだまだしっかりしているが、5年の熟成でとてもいい感じにこなれている。これが2,700円なら文句ない。しばらくは非常に美味しく飲めると思うが、もうしばらく熟成した時の状態も試してみたい。

Fedus 2006
c0159117_18203248.jpg

生産者:San Savino - Podere Capecci
所在地:Ripatransone(マルケ州アスコリ・ピチェーノAscoi Piceno県)
品種:サンジョヴェーゼ100%
IGT:Marche Sangiovese

赤の1本目は昨年訪問したSan Savinoのサンジョヴェーゼ。マルケのサンジョヴェーゼらしく、トスカーナとは違った黒々とした果実が前面に出ているワイン、との印象だったが、立ち上がりは大人し目。グラスの中にしばらく置いていてようやく果実味がはっきりしてきた。繊細さではなく力強さで押すタイプのワイン。味のミッドから後ろもなかなか充実している。

Taurasi Vigna Macchia dei Goti 2000
c0159117_1826620.jpg

生産者:Antonio Caggiano
所在地:Taurasi(カンパーニャ州アヴェリーノ県)
品種:Aglianicoアリアニコ 100%
DOCG:Taurasi

続いてこの日のメインの2000年タウラージの飲み比べへ。最初は2年前にアポをぶっちぎられたカッジャーノ。香りは非常にスパイシー。そして黒いフルーツに土っぽさ。味わいは、とてもねっとりしていてアルコールを強く感じる。フルボディで酸はそこそこ。タンニンもそこそこ強い、という程度。比較的標高の低い(低いと行ってもこの畑は海抜350mぐらいだと思うが)畑のタウラージの典型的な味わいとも言えると思う。

Taurasi Vigna Cinque Querce Riserva 2000
c0159117_18355454.jpg

生産者:Salvatore Molettieri
所在地:Montemarano(カンパーニャ州アヴェリーノ県)
品種・アリアニコ100%
DOCG:Taurasi

今日のトリはMolettieriの2000年のリゼルヴァ。香り高く、要素としてはカシス、スパイス、ミネラルなどが調和してとても美しい。ボディはカッジャーノのものほど大きくないが、とても筋肉質。少し塩っぽいミネラル、酸、タンニン、どれも相当なヴォリュームがあるが、バランスが良く軽快感があるので、どんどん飲めてしまう。スペック上はアルコール15%なのだが、そんな感じは全然しない。現在もおいしく飲めるが、あと数年の熟成で更に複雑性を増して一層素晴らしいワインとなるような気がする。非常にレベルの高いワインで、私がアリアニコオタだということを除いても、今年飲んだ赤の中でも相当上位に来るだろうoutstandingなワイン。

続いてお料理。
【前菜①】鰤のカルパッチョ 根菜のピクルス添え
c0159117_18441141.jpg


前菜②】白子と下仁田葱のフリット クミン風味
c0159117_18453698.jpg


【プリモ①】トレネッテ ワタリガニのトマトソース
c0159117_18462921.jpg


【プリモ②】蝦夷鹿と椎茸のパッパルデッレ
c0159117_1847257.jpg


【セコンド】和牛トリッパのトマト煮込む ペコリーノ風味
c0159117_18481039.jpg


どれもとても丁寧に作られた優しく旨味に溢れた料理でとても満足。サービスも気が利いていて心地よい。本当にいい店だと思う。
by taurasista | 2009-11-15 18:50 | ワイン会

続いて赤に行きます。
まずは今日のメンバーが提供してくれた試供品から。

Cannonau di Sardegna Viniola Riserva 2006
c0159117_20282898.jpg

生産者:Cantina Sociale Dorgali
所在地:Dorgali(サルデーニャ州)
品種:カンノナウCannonau95%、その他地場品種5%
DOC:Cannonau di Sardegna

発表されたばかりのGambero Rosso 2010で初めてトレ・ビッキエーリを取ったワインとのことだが、正直、タイプではないなぁ。少し人工的で、出来の悪いCote du Rhone的だと感じた。

Sacrisassi Rosso 1997
c0159117_20342044.jpg

生産者:Le Due Terre
品種:スキオペッティーノSchiopettino 50%、レフォスコRefosco 50%
DOC:Colli Orientali del Friuli

スキオペッティーノとレフォスコという地元品種のブレンド。胡椒の香りがぐっとグラスから立ち上がる(このワインに特徴的な香りで、ブラインドでも分かると思う)。プラム、インキー、そしてアーシー。黒くごりっとした強固なミネラルを味わいに感じ、とてもパワフルだが、構造はとても滑らかで余韻も長い。個性溢れる素晴らしいワイン。

Pinot Nero 1997
c0159117_20421038.jpg

生産者:Le Due Terre
品種:ピノ・ネーロPinot Nero 100%
DOC:Colli Orientali del Friuli

続いて同じヴィンテージのピノネーロ。Due Terreのピノと言えば、訪問時に飲ませていただいた96年の素晴らしさがいまだに頭に焼き付いている。詳しくは訪問記を見ていただきたいが、同行したDRCやLeroyを愛飲する【帝王】M氏が「ブルゴーニュのグラン・クリュだ」と評した、イタリア最高と言っても差し支えないようなピノだった。
さて、この97年はというと、黒いフルーツにスパイシーな香り。少しバルサミコっぽさもある。味わいはSacrisassiと似ていて、ミネラル感がとても強く、パワフルかつスパイシーだが、非常にしっかりした酸があり、余韻も長い。Sacrisassiとの共通点が多いことから考えるに、テロワールの個性が存分に前面に出たワインなのだろう。極めてブルゴーニュ的だった96年とは全くタイプが違うが、確か96年は97年よりも冷涼なヴィンテージなので、恐らくその違いがはっきり現れたのではないか。

いつもの通りお料理はお任せで出していただいたが、フリウリを意識したものがずらっと並んだ。

【前菜】鹿肉のカルパッチョ、黒トリュフがけ
c0159117_20544434.jpg

【プリモ】名前は失念したが、シナモンや砂糖を使ったもの
c0159117_20554177.jpg

【セコンド】塩漬けの豚肉を茹でたもの
c0159117_20565154.jpg


いつものようにインプリチトに流れ、オーナーMさんの4x回目の誕生日をお祝い。2600帰宅。
by taurasista | 2009-11-13 20:58 | ワイン会

昨日は名手Le Due Terreの熟成したものを中心に久々のフリウリシリーズ。では早速ワインから。
スタートは檜山さんの選んでくれたものをブラインドで。ヒントは①フリウリの中では超メジャーなもの、②混醸、の2つ。
ちょっとごつごつしたミネラル感と甘みが強い。蜂蜜やドライハーブの香りもある。ほのかなマッシュルームの香りが熟成を感じさせる。酸は強くはないが、これも熟成が進んだせいか。グリップは強く、高い資質のワインであることを想起させる。これだけではどの銘柄かなんて全く判断つかないが、かすかな記憶とヒント①②から半ば当てずっぽうで答えてみたら、見事正解だった。

Vintage Tunina 1999
生産者:Jermann
所在地:Dolegna del Collio(フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州)
品種:Sauvignon, Chardonnay, Malvasia Istriana, Ribolla Gialla, Picolit
c0159117_20521924.jpg

今年の初めまで某有名イタリアンのシェフ・ソムリエで現在独立開業準備中のSさんが今回飛び入り参加してくださったのだが、少し遅れてきたのでノーヒントでブラインドをやっていただいた。驚いたのは、「ピコリットかヴェルドゥッツォVerduzzoが入ってる。シャルドネも。」と品種をずばり。さすがプロ中のプロは違う!

Implicito 2000
生産者:Le Due Terre
所在地:Prepotto(フリウリ)
品種:ピコリットPicolit
Vino da Tavola
c0159117_21145852.jpg

7月のbu会の記事でも紹介したので詳細は省くが、今はもう生産されていない幻のワインである。これまで何度か飲んでいるが、その都度印象が異なることが多い。ドライだったり、甘かったり、樽を強く感じたり、焦げたニュアンスを感じたり、等々。ヴィンテージの違いもボトル差も激しいのかもしれない。さて、今回のものはというと、花梨のような少し薬っぽい香りや蜂蜜、バターが溶け合った個性的な香り。ねっとりとしたストラクチャーで甘みとミネラル感が強い。アルコールは高いが、果実の凝縮度が非常に強いので、決して飲みにくい感じではない。グラスの中にしばらく置いておくと、全体がまろやかになり、非常に美味しくなった。本当に独特の個性を持つ素晴らしいワインだと改めて思う。

Sacrisassi Bianco 2000
c0159117_21244893.jpg

続いては同じDue Terreの現在も作っているSacrisassi Bianco。こちらはフリウラーノFriulanoとリボッラ・ジャッラRibolla Giallaの50/50のブレンドである。これも何度も飲んでいるが、Implicitoと違ってコンスタントにクリーンなワインだという印象があったが、今回の立ち上がりは違った。少し焦げたニュアンスを感じ、味わいには少し焦げたようなところがあったのである。これが時間と共にどんどん妖しさを増していく。ねっとりと舌にからみつき、いつまでも口の中で持続する。こちらも面白い個性を持った優れたワイン。

Breg 1995
生産者:Josko Gravner
所在地:Gorizia(フリウリ)
品種:Sauvignon, Chardonnay, Pinot Grigio, Riesling Italico(現在は)
c0159117_21343695.jpg

白の最後はフリウリを代表する変態ワイン生産者Gravner。常に実験を続け、新たな醸造法にトライしてきたGravnerだが、この95年はバリックを使った最後の年である。色は少し灰色かかっている(by Sさん)。香りはグレープフルーツや蜜、メープルシロップ。味わいには果実はさほど感じないが、ごりっとしたミネラルの塊が入っているかのごとく、がちっとしていて、ほのかに苦みを感じる。アンフォラを使った現在のスタイルとは全く異なるワインだが、この昔のスタイルも好きである。

実は今日は朝から二日酔い気味で調子がイマイチ。ここで書く根気が続かなくなってしまったので、赤(3本)は明日以降にアップします。
by taurasista | 2009-11-12 21:43 | ワイン会

Cantina Vietti

この秋・冬に何セットかワイン会を行う予定だが、忘年会か新年会に予定しているのがVietti。いつもピエモンテではカンティーナのお隣のホテル(Le Torri)に泊まるのに何故か一度も訪問したことがないので、次回訪問時(来年の春予定・・・・・けど行けるかなぁ。。。。)には必ず、と思っている。

ラインアップはこんな感じ。

Barbera d'Alba Scarrone Vigna Vecchia 1996
Barolo Bussia 1982
Barolo Riserva Villero 1982

c0159117_2216267.jpg

Scarrone Vigna VecchiaはViettiの本拠地カスティリオーネ・ファレットCastiglione Falletto村の南東斜面にある区画Scarroneの古木(1920年代)から作られる非常にレアなキュヴェである。この96年はたった1,780本しか作られていない。ファースト・ヴィンテージは92年。
このワインは5年前にミラノ・マルペンサ空港のすぐ近くのホテルに宿泊した際にホテルのレストランで飲んだのが最初で最後。ヴィンテージは忘れてしまったが、若くて強い、という印象しか残っていない。96年という素晴らしいヴィンテージが13年を経てどう熟成したのか確かめるのが楽しみ。

Riserva Villeroは最良年のみ作られる。エチケッタは毎ヴィンテージ異なるアーティストが描いているというコレクターズ・アイテムでもある。これまで82年、85年、89年を飲んだが、どれも非常に印象が良い。Villeroというクリュはエレガントさよりもパワーが特徴という印象があるが(主にBruno Giacosaのワインから持った印象)、Viettiのものはパワフルさと端整さを兼ね備えた大変素晴らしいものだった。高価かつ非常に手に入りにくいワインだが、今回幸運にも2本入手できたので、まずは1本開けてみたい。
Barolo Bussiaは現在作られていないのでどういうワインかはわからないが、同ヴィンテージのVilleroとの比較が楽しみである。
あとはGiacomo ConternoのBarbera d'Alba 1980。昨年飲んだ78年が想像を絶する出来だったので、さすがにそれには及ばないと思うが、これも楽しみだ。

まだ開催日は決めていないが、クローズドで開催するつもりなので、もしこれをお読みの方で参加希望の方がいらっしゃればメールかコメント欄でその旨お知らせください。優先して声をおかけします。
by taurasista | 2009-11-10 22:41 | ワイン(イタリア)

現在は予約困難店になってしまったラ・バリック、昨年4月以来の訪問である。今回は初のランチ。
最初に全体的な感想を書くと、料理、ワイン、サービス、雰囲気、どれを取っても非常にハイレベルで勢いがある。お店として見事に成熟したとの感を強く持った。今年訪れたレストランの中でも間違いなくその中でトップ3に入るだろう。いや、トップかも。。。

では料理とワインをご紹介。料理は4,200円のランチコースだが、内容は夜と同等。メニューに載っている定番以外は口頭での説明だが、前菜・プリモ・セコンドとも3種類以上あるので覚えるのが大変だ(もちろん何度でも丁寧に説明してもらえます)。ワインは全てグラスで。オーナーソムリエ坂田さん(仲間のY嬢の小中学校の同級生でもある)にセレクションは全てお任せ。

【お口取り】ミニハンバーグ
こちらの定番だと思うが、小さなバンズにキャベツを挟んだもの。
c0159117_21544349.jpg


【前菜①】ホタテのグリル
上に乗っているのは栗のチップ。
c0159117_2155405.jpg


合わせていただいたワインはこちら。
c0159117_2221084.jpg

EWA
生産者:Elena Walch
所在地:Termeno(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)
品種:トラミネールTraminer 60%、ミュラー・トゥルガウMuller Thurgau 20%、シャルドネ20%
Vino da Tavola

トラミネール主体のワインらしく、とてもアロマティック。少しオイリーなテクスチャー。ほのかに甘みがあり、こういった軽めの前菜と合わせるにはぴったりのワイン。

【前菜②】ハム類盛り合わせ
モルタデッラ(確か自家製)の分厚さに注目。「分厚いほうが好きなんですよ」と坂田さん。
c0159117_2373150.jpg


【前菜②】トリッパのトマトソース オーブン焼、モッツァレラと共に。
私のチョイスはこちらのとてもイタリアンの田舎料理らしい皿。トリッパは鮮度が良いのか臭みは全くなく、歯切れも良い。
c0159117_145031.jpg


合わせたワインの写真は取り忘れてしまったが、ハムにはアルト・アディジェのSanta Maddalena(作り手は失念)。スキアヴァSchiava種のワインらしくタンニンがなく、青みがあり、少し土っぽい。ハム類との相性は抜群。トリッパにはFreisa 2006(Bartolo Mascarello)。先日2007年を飲んだばかりだが、2007年の微発泡はもう抜けていた。これも土っぽいワインで、田舎料理とぴったりの相性。

【プリモ】ラディッキオのリゾット
連れが選んだのはいかにもヴェネト州らしいこの料理。ラディッキオの苦みが心地よい。
c0159117_1331885.jpg


【プリモ】色々なキノコのタリオリーニ
見た目からはわからないが、一部はペーストにしているなど実は手が込んでいそう。
c0159117_153230.jpg


合わせたワインはこちら。
c0159117_0244860.jpg

Valpolicella Superiore Terre del Cereolo 2002
生産者:Trabucchi
所在地:Illasi(ヴェネト州)
品種:Corvina Veronese, Corvinone, Rondinella, Dindarella, Oseleta, Croatina(ブレンドは不明)
DOC:Valpolicella Superiore

まずリゾットには料理と地方を合わせてValpolicella。プラム、スパイスの香り。ボディは分厚いが酸がしっかりしているため、鈍重な感じは全然しない。ミントのニュアンスあり。

c0159117_0373988.jpg

Pinot Nero La Bernardina 1994
生産者:Ceretto
所在地:Alba(ピエモンテ州)
品種:ピノ・ネーロPinot Nero
DOC:不明

これも料理と地方を合わせている。最近立て続けに飲んでいるCeretto。ピノネロは現在はもう作っていないようだ。複雑さはさほどないが、きれいに熟成している。香りは果実系のものはなく、土っぽさが強い。凝縮感は決して強くはないが、滑らかなテクスチャー。余韻はそこそこ。ピエモンテのピノだとこんなものかな。

【セコンド】豚のロースト
下に見えるのは自家製のサルシッチャ。確かキャベツが敷いてあったように思う。
c0159117_155787.jpg


【セコンド】蝦夷鹿のロースト
少し甘みがあるベリーのソースで。付け合わせは一番右がレバ(エシャロットとバルサミコのソース)、真中がハツのフリット。
c0159117_161654.jpg


ワインはこちら。
c0159117_053777.jpg

Dolcetto d'Alba Bricco Caramelli 2001
生産者:Fratelli Mosio
所在地:Rodello(ピエモンテ州)
品種:ドルチェット
DOC:Dolcetto d'Alba

先週飲んだAltareのものとは異なり、いい意味で田舎くさいワイン。8年経って所謂ドルチェットらしいチェリーの香りはすっかり抜け、酸も落ち着いていて、土っぽさを突出して強く感じる。ワイン単体ではともかく、食事と一緒だと感じが変わり、控えめに食事を引き立てるいい脇役となっていた。

Primitivo di Manduria Dunico Masseria Pepe 2007(?)
生産者:Academia dei Racemi
所在地:Manduria(プーリア州)
品種:プリミティーヴォPrimitivo
DOC:Primitivo di Manduria

甘みのあるソースに合わせてプリミティーヴォが登場。甘く強いが、それだけではなく、きめが細かく中身がしっかり詰まったワイン。綺麗な酸が軽快感を与えている。

【ドルチェ】アマレット風味とシャーベットにした柿
柿は坂田さんの家の庭で取れたものとか。イタリアっぽいなぁ。
c0159117_172391.jpg


【ドルチェ】巨峰のシャーベットとヴァニラアイスクリーム
あっさりした仕上がり。
c0159117_183438.jpg


デザートワインはこちら。
c0159117_19660.jpg

Piemonte Moscato d'Autunno 2007
生産者:Saracco
所在地:Castiglione Tinella(ピエモンテ州)
品種:モスカートMoscato
DOC:Piemonte Moscato

あっさりした巨峰のシャーベットにはこちら。モスカートらしく、アルコール度6%程度という軽い仕上がり。さらっとしたワインだが、心地よい甘みがあり、とても品がいい。

柿に合わせたのは
c0159117_1195980.jpg

Ben Rye 2007
生産者:Donnafugata
所在地:Marsala(シチリア州)
品種:ジビッボZibibbo
DOC:Passito di Pantelleria

ジビッボは別名Moscato di Alessandria(アレキサンドリアのマスカット)ともいう。シチリアの南海上、地理的にはほとんどチュニジアと言ってもいい位置にあるパンテレリア島で作られるパッシート(ブドウを陰干しして糖度を高める製法)によるデザートワイン。蜂蜜、アプリコットといった濃密な香り。強い甘みを酸がしっかり支え、引き締まった味わいになっている。余韻も長く、なかなか優れたワインである。ちなみに、Ben Ryeとはアラビア語で「風の息子」という意味だとか(パンテレリアは風が強いことで有名)。近世に至るまで、常にヨーロッパ文化とアラブ文化が混じり合ってきたこの地域らしい名前である。

最後に小菓子。
c0159117_127091.jpg


機械が壊れていてエスプレッソが飲めなかったのは残念だったが、本当に素晴らしい食事だった。毎月とは言わずとも、2ヶ月に1度ぐらいのペースで訪れたいものだ!!!!

近所に開店したばかりの、やはり坂田さんが経営する食材店Rosso Rubinoを覗いてから帰宅。こちらでは以前バリックで非常に素晴らしいサービスをしていた女性が働いていらっしゃったが、私の名前を覚えていてびっくり。ひょっとしたら坂田さんから連絡が行っていたのかもしれないが、こういう所まで気が利いていて、これだけ人気が出るのも至極当然だと思えた。
by taurasista | 2009-11-07 01:27 | レストラン(日本)

今月のデル・グーストでのワイン会はピエモンテの89年を中心に。では早速ワインからご紹介。

c0159117_1671766.jpg

La Bernardina Brut Metodo Classico
生産者:Ceretto
所在地:Alba(ピエモンテ州)
品種:シャルドネ、ピノ・ネーロ
DOC:Spumante Piemonte(こんなDOCあったんですね。。。)

1本目はお店から。このあと出てくるCerettoの作るスプマンテ。凝縮感はそこそこで、口当たりは良いがミッドから後ろはあまり強くない。クリーミーで甘みがある親しみやすい味わいなので、アペリティーヴォにちょうどいいと思う。

Dolcetto d'Alba 1989
生産者:Elio Altare
所在地:La Morra(ピエモンテ州)
品種:ドルチェットDolcetto 100%
DOC:Dolcetto d'Alba

エチケッタがぼろぼろだったので写真はなし。赤系のベリーの香りはあるが、ドルチェットというよりもバルベーラを感じる。黒コショウなどのスパイス、ほのかにバルサミコ。落ち着いた複雑な香りである。酸も果実もタンニンもまだまだ元気だが、バランスが非常に整っていて切れ目もない。こんなにいいとは正直思わなかった。1年前にSilvia Altareから「至近に飲んだ89年のドルチェットはフルーツが落ちていた。」と聞いていたこともあって、美味しいかどうかよりも熟成したドルチェットの味わいを経験してもらうために出したのだが、うれしい驚きの結果となった。早速Silviaにレポートしなければ。
c0159117_1620390.jpg

Barolo Bricco Rocche 1989
生産者:Bricco Rocche - Ceretto
所在地:Catiglione Falletto(ピエモンテ州)
品種:ネッビオーロ100%
DOCG:Barolo

Cerettoのバローロの中で一番高い評価を受けるBricco Rocche。畑はカスティリオーネ地区のロッケRocche。香りの高さで有名なクリュである。この当時から熟成には一部バリックを使用。
バラ、スミレ、乾燥したハーブ、スパイスといった典型的なネッビオーロの香り。味わいは端正という言葉がぴったり当てはまる。フルーツ、酸、タンニンのバランスが絶妙で滑らかなので、どんどん飲める。アフターもしっかり。いま非常にいい状態で、あとしばらくこの状態が続くように思う。

c0159117_16331433.jpg

Barbaresco 1989
生産者:Gaja
所在地:Barbaresco(ピエモンテ州)
品種:ネッビオーロ100%
DOCG:Barbaresco

ネッビオーロにしては色合いがかなり濃い。ネッビオーロでディスクが黒みがかっているものはバリックを使っている場合が多い、と檜山さんが教えてくれたが、これはその好例。香りのヴォリュームが凄く、グラスに鼻を近づけなくても甘い香りを取れる(バリックっぽいヴァニラ等の香りではなく、少し過熟気味の熟れたベリーぽい香り)。ネッビオーロらしいバラ、タールといった要素ももちろんある。
味わいは甘みが強い。個々の要素はどれも力強く、ワインとしてのポテンシャルは十二分に感じられるが、まとまりはまだまだ。あと5年熟成が必要か。

c0159117_1646180.jpg
c0159117_1647770.jpg

Barbaresco Riserva Rabaja 1978
生産者:Produttori del Barbaresco
所在地:Barbaresco(ピエモンテ州)
品種:ネッビオーロ100%
DOC:Barbaresco (当時。1980年にDOCG昇格。)

イタリア最強の共同組合の一つProduttori del Barbarescoの単一畑物。今年の初めに飲んだ82年はとても野性的な個性の強いワインだったが、さて78年は?
フルーツよりもスパイス系の香りが主体。少し揮発性なところもある。ややピークを過ぎた感もあるが、酸の感じなど、イタリアの古酒らしさに溢れている。そういう点でとても面白いワインだったと思う。

料理はいつものとおりお任せで。
c0159117_17143651.jpg
c0159117_1715459.jpg
c0159117_17152571.jpg


次回は久々のフリウリ。Le Due Terreを中心にする予定。
by taurasista | 2009-11-01 15:57 | ワイン会