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ホテルから空港までタクシーで行き、空港で車をピックアップ、そのままアヴェリーノ方面に向かう。イルピーニャ地方は3年連続の訪問である。最初のカンティーナはPietracupa。個人的にはカンパーニャ随一の白の作り手。昨年もアポを入れていたのだが、直前に家族のご不幸でキャンセルになったので、今回は待ちに待った訪問である。

事前にリコンファームの電話を入れた際に、カンティーナの場所がわかりにくいので、高速を降りてすぐのxxxx(名前は忘れた)で待っていろ、とのこと。xxxxはすぐに見つかった。空港からは約45分で到着。オーナーのSabino Loffredo氏はすぐにやって来た。見た目はラッセル・クロウを少し膨らませた感じ。話し方はかなりぶっきらぼうで、昨年インポーターの下平嬢から「結構人見知りするよ。」と聞いていたのを思い出した。

カンティーナは待ち合わせ場所から10分弱。農家の1階にステンレスタンクとバリックが無造作に置いてある感じ。ぐるっと一周してすぐにステンレスタンクから入れたワインが出てきた。

Fiano 2008
現在ステンレスタンクでシュール・リーで熟成中。このエリアらしい強いミネラル、柑橘類の香り。まだワインとしては未完成の状態のはずだが、既にバランスが取れていて、エレガントさも感じられる。間違いなく素晴らしいワインになることだろう。

Greco di Tufo 2008
これも同じくシュール・リーの状態。Fianoと似たニュアンスだが、こちらの方がより大柄で甘みが強い。これも既にバランスが取れていて、Fianoと同じく大きな将来性を感じるワイン。

サビーノ君、最初はこちらの様子をうかがっていた風だが、テースティングしているうちにどんどん打ち解けてきた。次はこちらをボトルから。

Greco di Tufo 2007
08を更にバランスを整え、要素を加えたワイン。ミネラル感が08以上にあり、香りには蜂蜜やリンゴも。酸は強いが同時に柔らか。エレガントなワインだが、グリップがとても強く、芯の強さを感じさせる。これは本当にいいワイン。個人的にも非常に好きなタイプ。

そして赤へ。

Taurasi 2006
ステンレスタンクから。完全に閉じているが、白コショウ、ミネラルを感じる。これもとても柔らか。

Taurasi 2007
こちらは1000リットルの中樽から。06とは全く異なりかなり開いている。黒い果実、黒コショウ、スミレの香り。非常にタンニンが強く、全体のヴォリュームも凄い。タウラージらしさ満開のワイン。これも相当ポテンシャルが高そう。

Taurasi 2008
これは大樽から。非常に凝縮している。黒い果実。まだブドウジュースっぽいところもある。

ここまで来たところで、場所を変えよう、ということになり、連れて行かれたのが家の2階に最近増築されたエリア。セラーとは打って変わって、窓が大きく非常にモダンな内装(トイレには珍しくウォシュレットが!)。すぐにこのワインがやって来た。

Fiano di Avellino 2002
ミネラル、蜂蜜、白い花。石油香のニュアンスも。アロマティック。ミディアムボディーで、アタックは決して強くないが、ミッドからアフターにかけての充実感が素晴らしい。酸は高いが落ち着いている。飲み頃に入った非常にレベルの高いFiano。2002年は雨が多く難しいヴィンテージだったが、それを全く感じさせない出来。

Cupo 2007
そのまま是非飲みたいと思っていたCupoに突入。2005年がGambero Rosso2007年版で最優秀白ワイン賞を受賞したこのCupo、まず目にすることがないレア物である。もちろん飲むのは初めて。Fiano di Avellinoとは少しキャラクターが異なり(強いミネラルは同じだが)、パイナップルなど、よりトロピカルフルーツな感じが香りにはある。ボディは非常に大きく筋肉質。ミネラル感も一層強い。グリップの強さは特筆もの。熟成を経て最高の白ワインになるためのあらゆる要素を兼ね備えているワイン。今回の訪問で飲んだ白の中では間違いなくナンバーワン。生産本数は約7,000本とのこと。

Taurasi 99/00/01
最後は3ヴィンテージのブレンド。もちろん製品化はされていない。香りはとてもアリアニコ。黒い果実に黒コショウ、土っぽさ。その他色々な香り(スパイス、スミレなど)がどんどん後からつけ加わる。非常に凝縮しているが同時に軽やかでシルキー。バランスも素晴らしく、非常においしい。これまた、とてもいいワイン。

ここまで来ると、お互いすっかり仲良くなった。友人だというアルト・アディジェのGumphofのソーヴィニオン(確か)を飲みながら、色々な話をする。日本には一度来たことがあり(そういえばワイナート誌の座談会に他のカンパーニャの作り手と出ていたのを思い出す)、その時はひたすら和食を食べたのだそうだ。海外ではその国の食事を試すのがポリシーで、イタリア料理は食べないんだ、とイタリア人ぽくないことを言う。とにかく日本の印象がいいようで、是非また行きたいとのこと。

この日の夜はVallesaccardaのOasi Sapori Antichiを予約していたが、ご家族のご不幸でキャンセルになってしまい、レストランもホテルも決まっていなかったので、どこがいいかサビーノ君に相談してみた。するとAtripaldaのHotel Civitaに泊まって、食事はValle Verdeがいいよ、と予約までしてくれた(本当に助かった)。時間が出来たら夕食にジョインするよ、と言っていたが、これは残念ながら叶わなかったが。

やはりPietracupa、サビーノ君の美意識が見事に反映された、スタイルのある本当に素晴らしいカンティーナである。これまで訪れたカンパーニャのカンティーナの中でも最も素晴らしい作り手ではないかと個人的には思う。次回カンパーニャに行く際には是非再訪したいと思う。

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by taurasista | 2009-06-30 23:20 | カンティーナ訪問

週末自宅ワイン会

先週末は少人数で自宅ワイン会。最初はアルト・アディジェ縛りにしようかと思ったが、4,000円未満で面白そうなものを選んでいくと結局はばらばらになってしまった。

<白>
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1. Alto Adige Valle Isarco Sylvaner 2007 (Kofererhof)
香りはグレープフルーツ、白い花、ミネラルが主体でアロマティック。細身で酸が強いシャープなワインを想像していたが、意外にふくよか。もちろん酸は強いが、少し甘味もあるので飲みやすい。バランスは良く、全体的に引き締まっている。いいワインだ。これが3,000円未満とは嬉しい限り。

2. Roero Arneis Trinita 2006 (Malvira)
2年続けてFoodexでお会いしたMalviraのアルネイス。きめが細かく、素直なワイン。ほのかに甘さを感じ、口当たりが非常に良い。ミディアムボディで凝縮感はそこそこだが余韻は結構長い。酸は強いが柔らかくて心地よい。全体的に非常に良く出来たワインで食事にも合わせやすい。今日の白の中では一番人気だった。これも3,000円未満。素晴らしいコストパフォーマンス。

3. Soave Classico Salvarenza 2006 (Gini)
最新の『ワイン王国』にも掲載された非常に評価が高いワイン。香りはまずミネラルの強さを感じ、白桃、柑橘類、ヴァニラなどもあり複雑。ボディは大きく、酸は強く切れ味よし。余韻は長い。やはりかなりレベルの高いワインである。今でも飲めるが、個人的にはもう少し待ってから飲みたい。ガルガーネガGarganega90%、トレッビアーノTrebbiano10%のブレンド。

<赤>
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4. Riviera Ligure di Ponente Rossese 2007 (Bruna)
最近続けて試しているBruna。一般には全く馴染みがない品種だと思うが、リグリアの地場品種のロッセーゼRossese100%のワイン。色はかなり薄くロザートかと思う程。味わいもロザートっぽい。果実味、酸、タンニン、どれもそれほどあるわけではないが、全体としてまとまりよく、食事とのマッチングが広いタイプ。少し温度低めで真夏に飲むのにも適しているだろう。

5. Cerasuolo di Vittoria Manene 2005 (Paolo Cali)
今回シチリアで初めて飲んだカンティーナのもの。シチリアで飲んだフラッパートFrappatoで作った白が結構気に入ったので買ってみた。日本に入っているとは知らなかったが、インポーターの表示を見たらいつもお世話になっているワインウェイヴさんだった。フルーツがばちんと前面に出てくるタイプだが、作りがとても自然で素直。気付いたら1本空いていた、という種類のワインである。ネロ・ダヴォラが主体なので(60%。残りはフラッパート。)フルーツとボディはかなりしっかりしているが、決して行き過ぎていない。香りは少しジャミー。これも3,000円未満。コストパフォーマンスも高い。

6. Alto Adige Lagrein Riserva Athesis 2005 (Kettmeir)
ラグレインはタニックだったり青かったりで、個人的には結構当たり外れが多い品種だが、これは良い。チョコレートや黒い果実の香り。これもさらっと作られているので、その分かどが取れていて厭味がない。これもバランス良し。3,000円を少し上回る価格なので、これもお買い得と言えるだろう。

という感じで、3,000円クラスにしてはかなりいいワインが揃った会だった。次の自宅ワイン会は来月末にでもやろうかな。
by taurasista | 2009-06-29 21:34 | ワイン会

ナポリでピッツァ

ナポリのカポディキーノ空港には22時前に到着。ホテルにアレンジしてもらった車でまずはホテルへ。宿泊はPiazza Bellini。モダンな内装で部屋もバスルームも広く設備も新しい。フロントも親切で、かなりお得感があるホテル。

部屋に荷物を置いてすぐに近所のSorbilloへ。翌日はda Micheleなので、具が多めのピッツァをオーダー。大型店だが地元の人たちでほぼ満席。味はまあまあかな。

翌日は朝ごはんはそこそこにして(このホテル、朝食だけはいま一つ。)、スパッカナポリを散歩、11時過ぎにda Micheleに。さすがにこの時間は空いている。全く並ばずに3回目にして初めて手前の部屋に通される。席のすぐ後ろで生地をこね、その横の窯で焼く。所要時間は合わせて3分程度だろうか。空いている時間だからか、何とオヤジ自身が生地をこねている。それから具を乗せ、オイルをかけて窯に移すのだが、生地をこね終わってから窯に入れるまでの作業は客席からは見えないよう手元を隠している。またオヤジがこの作業を始めると全従業員が周りに集まって真剣にオヤジの仕事を観察している。ここにda Michele先祖伝来の秘法があるのだろうか???

この店にはマルゲリータとマリナーラ2種類しかない。私はマリナーラ、シゲ様はマルゲリータを注文。お味はと言うと、過去2回も素晴らしいと思ったが、今回はそれにも増しての旨さ。生地のもちもち感、アンチョビ、トマト、ニンニクの味の濃さ、バランス。今年は別の店にしようと思っていたのを、シゲ様のリクエストで再訪することにしたのだが、本当にまた来てよかった。オヤジの秘法、恐るべし。

食べ終わって、またスパッカナポリを散歩してホテルに戻る。途中のダンテ広場でいいエノテカ発見。その名もEnoteca Dante。イタリア全国からいいものをまんべんなく揃えているので、ワインを買いたい方は行ってみてください。

空港までタクシーで戻り、レンタカーをピックアップ。これから1日半はカンティーナ巡りである。
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by taurasista | 2009-06-28 14:13 | レストラン(イタリア)

カターニャ空港から市内中心部まではタクシーで約15分。Duomoのすぐ近くの魚市場の入口でタクシーを降りる。魚屋のスタンドの間を30m歩いてAntica Marinaに到着。

オーダーを聞かれた記憶は残っていないのだが、たぶんこんな会話をしたのだろう。「何食べる?」「お薦めを食べたい。」「だったら前菜を適当に持ってきて、パスタはウニとイカスミ。セコンドどうする?」「プリモのあとで考える。」 なんて、いかにもオステリア、という感じ。

料理は素晴らしい素材を余り手をかけずに出すスタイルだが、マリネの具合などディテールまで気が配られていて、全体的に薄味(今回シチリアで訪れたレストランの中でここが一番味は薄い)。日本人なら間違いなく大好きな味付け。そしてとにかく美味い。今回は残念だったが昨年こちらを訪れたK君曰く、「タオルミーナの店とAntica Marinaに行けばシチリアは十分!」。もちろん他にもいいお店はあるのだけれど、そう言いたくなる気持ちもよく分かる。

ではこれ以上の話は抜きにして、あとは写真をどうぞ。セコンドはタイ科の魚をアクアパッツァぽく。
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ウニはここのが一番生っぽかったかな。タオルミーナの店とは若干ニュアンスが違って、こちらの方がよりクリーミー。
ワインはBenantiで試飲した残りをそのままもらってきたPietramarina 2005。「ここで飲んでこい、とBenantiがくれたんだけど。」と言うとすんなり持ち込ませてくれた。
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こうして大満足の2時間半。こういう店は日本でもできそうなのに、ないんだよね・・・。

荷物があったので市内観光は諦めて空港に戻り、フライトまでぼうっと時間を過ごす。フライトは9時前。ナポリまでは約50分のフライトである。やっぱりシチリアは面白い。色々知り合いも出来たし、絶対に近いうちにまた訪れたい。
by taurasista | 2009-06-24 21:21 | レストラン(イタリア)

打って変わって翌日は快晴。宿泊していたNicolosiからViagrandeにあるBenantiまでは約20分の道程(途中で迷って40分かかったが)。カンティーナでは輸出担当のLisaさんが出迎えてくれた。

このBenanti、エトナ随一の名門カンティーナと言ってもいいだろう。Benanti一族はボローニャ出身の貴族でシチリアには18世紀にやってきた。ワイン生産は19世紀の終わりから行っていたが(1931年の収穫と醸造の風景を記録したDVDをLisaが後で送ってくれた)、本格的に高品質ワインの生産に乗り出したのは現在の当主Giuseppe氏。1988年のことである。それ以来、エトナのワインはこのBenantiと共に歩んできたと言っても決して大袈裟ではないだろう。エトナ固有品種とテロワールを重んじ、テロワールを正面に出したエトナDOCを5種類(白=Biancodicaselle, Pietramarina。赤=Rossodiverzella, Rovittello, Serra della Contessa。)、そしてエトナ品種100%のIGT Sicilia Monovitignoシリーズ(白=Minnella。赤=Nerello Mascalese, Nerello Cappuccio。)というユニークなポートフォリオでエトナの可能性、素晴らしさの伝道師としての役割を果たしてきた。Terre Nereの訪問記でも書いたが、5年前のGambero Rossoのメインの欄に唯一リストされているエトナのカンティーナはこのBenantiである。また、手元にあるGambero Rosso(1999年版から)を見る限り、エトナDOCで最初にトレ・ビッキエーリを獲得したのはやはりこのBenanti(Pietramarina99年)。最初の赤もSerra della Contessa03年である(Terre Nereと同時受賞。)

BenantiはこのViagrande村の同じ道沿いに2つのカンティーナを持っているが、我々はMonte Serra(=のこぎり山)の麓にある方に招いていただいた。Lisaさんによると理由は2つ。①Serra della Contessaの畑を歩けるから ②昔の醸造設備を見られるから、とのこと。もちろん大歓迎である。

まずは醸造設備を駆け足で。下の写真は昔使われていたプレス。ワイン作りの歴史を感じさせる。
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続いては建物の裏の畑へ。この辺りはエトナで最も標高が低いとのことだが、それでも海抜450~500mである! 昨日のエトナ北側とは異なり、土の色は茶色っぽい。同じ火山性ではあるが、砂、そして軽石が交じった土壌。これに例によってアルベレッロ仕立てのブドウの木がにょきっと立っている。間隔はエトナの伝統で1m x 1m。間には赤い花が咲き乱れ、これはとてもシュールな光景である。平均樹齢は約100年。中には自根のものもある。
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この畑の上にある山が「のこぎり山」。
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とあるContessa(伯爵夫人)がかつてこのエリアを所有していた関係で"Serra della Contessa"という名前が15世紀の公文書に記されているという。これからワインは名前を取っている。Nerello MascaleseとCappuccioの畑の横にはMinnellaの畑も。

前日と違ってこの日はかなり暑くなってきた。室内のテースティングルームに移って試飲を始める。とても太っ腹で「あるものは何でも開けるよ」と言ってくれたが、レンタカーの返却時間とK君夫妻のフライトの時間の関係でそれほど長い時間は取れないので、まずは数日前に飲んだbiancodicaselle以外のDOC4種類からスタート。
エトナDOCのエリアは前日訪れたRandazzoを頂点にエトナを時計回りに約240度取り巻いた形になっているが、Benantiは北から順にRovittello・Verzella(エトナ北側)、Caselle(東側)、Monte Serra(南東側)、Cavaliere(南西側)に畑を所有している。この各エリアの特徴を表現するのがこれらDOCたちである。

1. Pietramarina 2005
Caselleの標高950mの畑のカッリカンテCarricante100%。このエリアのものだけはEtna Bianco Superioreを名乗れる。日本で飲んだ印象は「とにかくミネラリーでタイト」だったが、その印象は変わらず。まだ飲み頃までは遠いが、柑橘系、ミネラル、青りんごといった香りが舞い、細身なボディを酸と強靭なミネラルがしっかりと支える、個性豊かな素晴らしいワイン。最低でもあと7, 8年は必要な気がするが、十分に待つ価値あり。3年間ステンレスタンク、1年間ボトルで熟成。

2. RossodiVerzella 2006
エトナ北側のVerzella地区のキュヴェ。このあと試飲する2つのDOCと比べると軽めでさらっとしたワイン。とは言え、エトナロッソらしい酒質の強さ、Benantiらしいしなやかさは存分に持っている。飲み頃は今から5~7年程度かな。

3. Rovittello 2004
このワインになると前日に訪れたエトナ北側の特徴がより明確に現れる。力強い黒い果実、ミネラル。タンニンは非常に強く、全体に厳格な印象を受ける。まだバランスは取れていないが、5年後が楽しみなワイン。

4. Serra della Contessa 2004
上で書いたとおり、カンティーナのすぐ上が畑。エトナ北側とは土壌も標高も気候も異なることをはっきり示してくれる。Rovittelloと違って開放的で暖かいニュアンス。黒い果実、ミネラルといったところは似ているが、より滑らかでエレガント。これもまだ飲み頃からは遠いが、偉大なワインとなる要素を十二分に感じる。

5. Serra della Contessa 2001
せっかくだからこれも、と開けてくれたワイン。2004年をさらにきめ細かくした本当に素晴らしいワイン。今年2月に手持ちの2001年を自宅ワイン会で開けてみて、なかなかいいワインだとは感じていたものの、正直ここまでいいとは思っていなかった。今回シチリアで飲んだ赤の中で最も完成されたワイン。

大分時間が押してきたが、せっかくの機会なので駆け足でもうあと数種類試飲。

6. Nerello Mascalese 2005
Monovitignoシリーズ。エトナロッソではMascaleseが体、Cappuccioは服のようなものだと言われるが、タンニンはMascalese由来であることが単独品種で飲むとよくわかる。

7. Nerello Cappuccio 2005
続いてCappuccio。こちらは「香り高さ」を構成していると言えばいいかな。

8. Il Drappo 2004
2003年がファーストヴィンテージのパキーノPachino地区のネロ・ダヴォラ100%のワイン。この品種らしい黒くジャミーな果実。ミネラル感が強い。こう来ると味わいは甘くて、強くて、アルコホリック、だと想像するが、そうではない。ボディは非常にしっかりしているが、うまく全体の抑制が効いていて、エレガント。いかにもベナンティらしい。こういうネロ・ダヴォラは好きだ。

9. Il Musico Moscato Passito 2008
ついでにこれも飲んでいって、とLisa。パキーノ地区のモスカートで作ったパッシート。これも甘すぎず、バランス良く作られている。

全体的な印象だが、貴族の品の良さ、奥ゆかしさ、そして知性、先見性、これらを兼ね備えたワインだと思う。上級キュヴェは作りがタイトで真価を発揮するまでしばらく時間を要するが、その個性とポテンシャルを考えると、待つ価値は十二分にあると断言できる。こういうワイン達との出会いがあるからカンティーナ巡りは止められない!!

一緒にオリーブオイルも試飲(?)させてくれたが、これもなかなかの品質。とても柔らかでジューシーで穏やか。個人的に好みのタイプだった。

とても名残惜しかったが、ここで時間切れ。Lisaに高速の入り口まで送ってもらい、そのままカターニャ空港へ。車を返却し(走行距離ちょうど1,000km)、K君夫妻はミラノへ。私とシゲ様はカターニャ市内のAntica Marinaへタクシーで向かう。カターニャ空港には荷物の一時預けがないので、荷物を全部持っての移動である。
by taurasista | 2009-06-23 22:00 | カンティーナ訪問

旅行記の残り

今回の旅行記はやっと2/3ぐらい終わった感じです。自分に対するプレッシャーの意味も込めて、今後の記事を予告しておきます。

カンティーナ訪問記-Benanti
Osteria Antica Marina, Catania
ナポリ
カンティーナ訪問記-Pietracupa
カンティーナ訪問記-Terredora
Trattoria Valleverde, Atripalda
カンティーナ訪問記-Cantina Giardino
カンティーナ訪問記-Quintodecimo
Terre del Principe

あと9本・・・・がんばります。
by taurasista | 2009-06-20 16:59 | ワイン(イタリア)

南イタリアのカンティーナを訪れる際に困るのが、カンティーナの看板がほとんど出ていないこと。中部や北部とは異なり、カンパーニャから南は何もないのが当たり前。tomtomにもカンティーナがあるような町外れは詳しい表示がないので、そうなると通行人に聞くか電話するしかない。Girolamo Russoの場所は午前中に訪問したTerre Nereで確認しておいた。Passopisciaro村の真中で街道沿いとのこと。

Passopisciaroにはほぼ定刻に到着し、番地のついている家をのぞくと別の名前が書いてある。場所を移ったのかなと思い、電話すると近くのバールの前で会うことになった。再び車を走らせバールを探すが、見つからない。隣村まで行って引き返し、ようやく見つけたと思ったら電話をかけた場所から歩いて5分もかからないところだった・・・・・。そこでは当主のGiuseppe氏が待っていてくれた。赤いニットを着た小柄で物静かな感じ。年は30代中盤ぐらいかな。(Girolamoはお父さんの名前とのこと。)

まずは畑に連れて行ってくれた。畑は100年以上前から所有しているそうだ。畑は複数のコントラーダ(クリュ)にあり、Calderara Sottana、Feudo、San Lorenzoなど。まずはS120の北側(つまり標高の低い側。低いと言っても600m以上だが。)のCalderara SottanaとFeudoへ。ここももちろん黒い火山性の土壌にアルベレッロ仕立て。
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畑の周りには至るところに噴火の痕跡がある。これは溶岩の塊だとか。
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続いて、より標高が高く、San Lorenzoへ。標高は780m。50年から古いものでは100年以上の古木の畑である。ここはGiuseppe氏によると「エトナのグランクリュ」だとか。
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畑の見学後、カンティーナへ。場所は・・・・・最初にのぞきに行った家だった。その1階がカンティーナ。ステンレスタンクと少数の使用済小樽(バリック、トノー)があるだけの簡素な設備。ボトリングマシンのような高価な設備はない。ボトリングは近所のTerre Nereで行っている。アメリカ向けのエージェントがMarc de Graziaの関係でTerre Nereとは仲良しだそうだ。醸造は天然酵母のみで行う。また樽は新樽はほとんど使わないとのこと。

試飲は2階で。家は外から見たときの印象よりもずっと大きい。Palazzoと言ってもいいぐらい。きっと地元の名士一家なのだろう。2階ではお母様の出迎えを受ける。小柄でとても人懐っこく親切な方で、体調が思わしくなかった仲間の一人を気遣ってレモネードを作ってくれた。
さてワインだが、生産規模は年間15,000本程度でとても小さなカンティーナである。最初のヴィンテージは2005年で生産しているのは赤3種類のみ(2008年からはCalderara Sottanaが加り4種類となる見込み)。ランチで飲んだFeudo以外の2種類を試飲した。
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Etna Rosso 'A Rina 2006
2006年は非常に暑いヴィンテージだったとのことだが、ワインはとてもクールな感じ。サクランボウなどチャーミングな赤いフルーツにミントが交じる。ミディアムボディーで滑らか。タンニンは強い。
Etna Rosso San Lorenzo 2006
最初は完全に閉じていたが、30分ぐらいたってようやく少しずつニュアンスが出始めた。強いワインではないが、非常に芯がしっかりしていて、きめが細かい。まだ全然飲み頃ではないが、5~6年たつと素晴らしいワインになっているような気がする。

さてGiuseppe氏、とてもインテリな外見の通り、元々ピアニストであり、文筆家でもある(ルキノ・ヴィスコンティ監督の「ルートヴィッヒ」をテーマにした"L'impossibile Idillio"という本を見せてくれた)。ワイン作りには全く興味がなかったが、先代が亡くなって畑を相続、作ってみたらすっかりはまってしまったとのこと。彼はワインは交響曲だと言う。あらゆるディテールに気を配り、それぞれが完璧に調和して初めて素晴らしいワインができる。彼にとってそれがワイン作りの魅力なのだそうだ。

それにしても、まだ本格的にワインを作りを始めて2、3年でこのレベルである。やはりエトナの土地の力と歴史の力の偉大さを感じざるを得ない。Terre Nereでも感じたが、あと5年後、10年後には一体どんなワインを作っているのだろう。

この後にCottaneraとのアポがあったが、大きく遅れたことと仲間の体調を考えてドタキャンしてしまった(申し訳ない・・・)。夜はエトナ西側のNicolosi泊。これでシチリアはあと半日を残すのみになった。
by taurasista | 2009-06-20 16:29 | カンティーナ訪問

San Giorgio e Il Drago, Randazzo

ランチはTerre Nereで教えてもらったSan Giorgio e Il Dragoへ。
(英語だとSaint George and the Dragon、と言うとTOTOですね。)
トラットリアらしく料理は至ってシンプルで素材をそのままどうぞ、というスタイルだが、どれも美味しく食が進む。シチリアでは余り難しい方向には行かず、こういう素直な料理を選ぶのが正解かな、という気もする。

<入口>
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<前菜は盛り合わせ>
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<プリモはエトナのハーブと野草を使ったもの。ほろ苦さがアクセント。>
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ワインはこの後訪問するカンティーナのものを。
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Etna Rosso Feudo 2006 (Girolamo Russo)
彼らのワインは日本にも入っているが実際に飲むのは初めて。作りはかなり固く、なかなか開かない。開いていないこともあって、あまりヴォリューム感が感じられず最初はちょっと頼りなく思えたが、背筋がびしっと伸びた芯のあるワインの片鱗が徐々に感じ取れるように。

依然天気はすっきりしないが、S120をPassopisciaro方面に戻りGirolamo Russoのカンティーナを目指す。
by taurasista | 2009-06-13 11:40 | レストラン(イタリア)

翌日は朝9時過ぎにホテルをチェックアウトしエトナの北側へ向かう。前日の午後から天気は下り坂だったが、この日は朝から雨模様。気温もかなり低い。高速A18をFiumefreddoで降り、エトナの北側を走り抜けるS120をRandazzo方面へ。雲の切れ目から時々エトナが姿をのぞかせる。晴れていたら雄大な素晴らしい風景だろう。標高600~700mのエリアで車の温度計は12℃前後を指している。風も冷たく、日本の真冬のような気候(5月のシチリアなのに!)
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Passopisciaro村を過ぎてRandazzoの手前に看板が出ていたので場所はすぐに見つかった。車一台がやっと通れる未舗装の道の奥にカンティーナはあった。このTerre Nereは「バローロ・ボーイズ」を世に送り出すなど、エージェント/コンサルタントとしてイタリアワインの普及に多大な貢献をしているMarc de Grazia氏が自ら所有するカンティーナである。歴史は新しく、最初のヴィンテージは2002年。

ここ5.6年という極めて短い期間でエトナがイタリアで最も注目されるワイン産地の一つになったのも、Andrea Franchetti(Tenuta di Trinolo)らと共にエトナの可能性に一早く着目したこのGrazia氏の貢献が大きいとも言えるだろう。以前少し触れたが、最新のイタリアのガイドでエトナのワインの評価は極めて高い。例えば、l'espressoの2009年版でTerre Nereの2006年の評価は
Calderara Sottana 18.5/20
La Vigna di Don Peppino 18/20
Feudo di Mezzo Il Quadro delle Rose 16.5/20
Guardiola 16/20
と軒並み高得点である。長いワイン生産の歴史を持っているとはいえ近代化からはすっかり取り残され、2003年ヴィンテージあたりまではガイドに掲載されているワインすらほんの僅かだった(*)地域がここまで高い評価を受けるようになった理由はこんなところだろう。
(*)Gambero Rossoの2004年版でメインのコーナーに掲載されているEtna RossoはBenantiのRovitelloとSerra della Contessaだけだった。

1)地理的要因
エトナは海抜1,000m近くまで畑が広がるヨーロッパで最も標高が高いワイン産地である(DOCエトナロッソで認められているのは1,000mまで)。標高が高いが故に「暑い」ワインにはならず、また昼夜の温度差は非常に大きく(Vini BiondiのCiro Biondi氏によると極端なときには昼間は40度、夜間は10度台になるのこと)、香りが複雑でメリハリのきいたワインを作りやすい環境である。
2)土壌
エトナの土壌は基本的には火山性だが、噴火時の溶岩の流れ方によって土壌の性質が変わるため、距離は近くとも性格が異なる畑が多数存在する。従って、品種(ネレッロ・マスカレーゼNerello Mascalese主体でネレッロ・カプッチョNerello Cappuccioを補助品種としてブレンド。DOCの規定はマスカレーゼ80%以上。)は同じでも、性格が異なる多様なワインができる。エトナのトップクラスのワインの多くはクリュ(この地方ではコントラーダContradaと呼ぶ)名付きだが、クリュごとの特徴を出しやすい地域だとも言えるだろう。
3)樹齢
樹齢が非常に古い樹が残っている。例えばTerre NereがCuvee Don Peppinoに用いるものなどフィロキセラ前のものも一部には残っている。標高の高さと土壌の性質のお陰でフィロキセラの被害を免れたためである。
4)話題性
90年代終盤から地場品種とその特徴を生かしたワイン作りへの回帰が起こっている中で、エトナは歴史といい、地域の特殊性といい、メディアが取り上げやすい題材だったことは容易に想像できる。

さて、話をTerre Nereに戻そう。カンティーナでは責任者のCalogero statella氏が応対してくれた。ファースト・ヴィンテージは2002年だがカンティーナの建物が出来たのは2004年。コンタラーダCalderara Sottanaの真っ只中に位置する。すぐ近くには鉄道の廃線があるが、かつてワイン生産が盛んだった時代ははこれに載せてワインを出荷していたのだそうだ。

現在の商品のポートフォリオは以下の通り。
●コントラーダ(クリュ)ワイン
Guardiola、Calderara Sottana(2004年から)
Feudo di Mezzo Il Quadro delle Rose (2005年から)
Don Peppino(2006年から。Calderara Sottanaのプリフィロキセラの自根の古木のブドウを使用。)
Santo Spirito(2007年から。まだ瓶詰めしたばかりで市場には出ていない。)
Vigne Le Niche(前日にタオルミーナで飲んだ白。2006年から。)
●ベーシックライン
赤、白、ロゼ1種類ずつ。

赤は4つのコントラーダそれぞれに2つの区画を持つ(一部はリース。このあと訪問すしたGirolamo Russoからもリースしているとの由。)。ベーシックラインは若木からのブドウと買い入れた古木からのブドウで作っている。カンティーナ周辺のCalderara Sottanaの畑はこういう感じ。標高は約600m、土壌は火山性で火山灰や軽石、岩石が交じっている。傾斜はなく、平坦。100%オーガニックだが、必要ないのでエチケッタには記載しないとの由。
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生産量は年間約120,000本とこの辺りにしては大きなカンティーナである。カンティーナもやや手狭な印象。醸造で特徴的なのはマセラシオン・アルコール発酵で、縦型のロータリー・ファーメンターを用いて4日程度で済ませるという「バローロ・ボーイズ」的な手法である。ちなみにStatella氏は2000年にElio Altareで働いた経験があるとのこと。
4つのコントラーダワインの醸造方法は全て同じ。ステンレスタンクで乳酸発酵を済ませた後、様々なサイズのフレンチオーク(バリック、トノー、大樽)で約18か月熟成。で、コントラーダの個性の違いをダイレクトに表現する意図が明確に見て取れる。新樽比率はそれほど高くなく25%。「バローロのようにズラヴォニア・オークは使わないの?」と聞いてみたところ、「ズラヴォニア・オークはネレッロ・マスカレーゼには合わない。青っぽい香りを与えてしまう。」との返答だった。

カンティーナ見学後、屋外で試飲(寒かった!)。
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1. Etna Rosato 2007
2か月前にボトリングしたばかり。非常に香りが高く、ドライでジューシー。

2. Etna Rosso 2007
ベーシックラインだが非常に凝縮している。タニック。2-3年は待つ必要があるだろう。

3. Santo Spirito 2007
コントラーダワインは普通は試飲させないそうだが、こっそり(?)飲ませてくれた。Santo Spiritoはこれが最初のヴィンテージ。セラーから持ってきてくれたので温度が低く、また1か月前にボトリングしたばかりということで、テースティングは難しかったが、凝縮感と作りの滑らかさは非常に印象に残った。

さて、Grazia氏はここで"Vigna de Eli"というチャリティー用のワインも作っている。"Eli"はGrazia氏の娘さんの名前。試飲はできなかったがエチケッタ(娘さんが書いたもの)はこんな感じである。日本へは未輸出。
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ヴィンテージについて聞いてみたが、2007年は過去最高、ただFeudo di Mezzoは2006年の方がいいかも、との返答。2006年は2007年よりも暑いヴィンテージということである。

Terre Nereのワインはここ数年定期的に飲んでいるが、エトナの個性を存分に発揮つつ洗練されて木目が細かく、いつも満足感を与えてくれる。エトナの中でも現時点ではBenantiと並んでトップランナーと言っても差し支えないだろう。そもそも、本格的に生産を始めてたった5年程度で既にこれだけのレベルに達していること自体が驚きである。今後経験を重ねて更に畑やブドウの性質の理解が進むと一体どんなワインとなるのか、これからの進化が本当に楽しみである。
by taurasista | 2009-06-09 23:08 | カンティーナ訪問

La Capinera, Taormina

夕食は今年一つ星に昇格したLa Capineraへ。場所は海岸沿いを少し北上した街道沿い。
まずは料理からご紹介。

<パン>
シチリアはどこもパンが美味しいが、ここのものも素晴らしい。
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<ひよこ豆のスープ>
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<前菜はインヴォルティーニ。カジキの身をベーコンで巻いたもの。>
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<パッケリ。ソースは魚貝とトマト。>
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メインはスズキだったが写真が超ピンボケなので割愛。

ワインはシチリアの泡の定番のMurgo Brutに続いてこちら。
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Etna Bianco Le Vigne Niche 2006 (Terre Nere)
こちらのリストで初めてこのワインの存在を知り、試しにオーダーしてみた。Carricante100%。香りはバター、グレープフルーツ、そしてトロピカルフルーツのニュアンスも。相当複雑で魅力的なnoseである。フルボディーでとてもリッチだが同時にエレガント。果実味も強いが、それよりも特徴的なのがミネラルの強靭さ。ミッドから後ろをがちっと支え、アフターはとても長い。少ししょっぱさあり。まだまだ若いが既に十分美味しく、相当レベルの高いワインだと思った。同じCarricante100%のワインとしてはBenantiのPietramarinaとは正反対の方向性なのが面白い。
もう1本はChardonnay 2006 (Tasca d'Almerita)。性格的に1本目と似ているが、複雑さや洗練度でTerre Nereには及ばず。Terre Nereの後に飲むのはちょとかわいそうだったかな。

洗練されているがモダン過ぎずなかなか好感が持てるお店だった。海に面して建っていてたぶん昼は外が見えるので、ランチをのんびり食べるのがいいのかも。

タクシーでホテルに戻る(K君は一人で暗い夜道を1時間以上かけて歩いて戻る!)。翌日からはエトナのカンティーナ巡りである。
by taurasista | 2009-06-07 13:01 | レストラン(イタリア)