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今週飲んだワイン

今週は来客が多く色々なワインを開ける機会があった。そのうち2本をご紹介。

Il Carbonaione 2002 (Podere Poggio Scalette)
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北京在住のA君たちとオステリア・ナカムラにて。写真が手元にないのでまだ訪問記をアップできずにいるが、このカンティーナは5年前に訪問した。その前に立ち寄ったサン・ジミニャーノのエノテカで時間を使いすぎたのと、道に迷ったせいで2時間遅刻してしまい、幻のワインPiantonaiaを試飲しそこねたほろ苦い思い出がある。
さて、キャンティ地区の2002年はヴィンテージ的には評価が非常に低い。ある意味作り手の力量を試される年でもある。抜栓直後は樽香がぐっとせり出してきて他の要素を覆っていたが、スワーリングでマスクが外れ、ブラックチェリー、スパイス、レザーのニュアンスといった力強い香りが徐々に現れてきた。果実味たっぷりで、酸・タンニンはとてもしっかり。滑らかなテクスチャー。ただ、少しアルコールが目立つかな。あと、ミッドパレットから後ろが少し緩め。こういったところにヴィンテージの特徴が出てしまっているように思えるが、全体としてはバランスも良く、とても作りのいいワインだと感じた。

続いては、こちら。
Mas La Plana 2000 (Torres) *ヴィンテージは違っているかも。
2軒目で訪れたマキシヴァンにてブラインドで。カシス、鉛筆の芯といったカベルネ香を即感じ、品種はカベルネかカベルネ主体のボルドーブレンドとまず当たりをつける。とても柔らかで果実味豊か。強いが質が良くこなれたタンニン。余韻も長い。柔らかさと果実味から、ボルドーではなく暖かい地方のワインだと推測。となるとついついイタリアに方向は向かってしまい、カベルネ主体のスーパートスカーナ、と答えたが、正解はスペイン。超大手のTorresのカベルネ(100%)だった。Torresのホームページによると、畑はTorresのあるバルセロナ近郊の産地Penedesの中心部にある単一畑とのこと。こういう大手のワインはついつい避けてしまいがちだが、これは本当にいいワインだと思った。楽天で検索すると小売りで5~6,000円。この価格なら買ってもいいかな。
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(写真を撮り忘れたので、ネットから拝借しました)
by taurasista | 2009-01-31 10:40 | ワイン(イタリア)

週末は結婚したばかりの友人夫妻のお祝い会。各自1本ずつ某レストランに持ち込んだ。DRCのVosne Romanee 1er Cru 1999、Georges RoumierのBonnes-Mares 1984、Dom Perignon 1995、Kistler Chardonnay Cuvee Cathleen 2003など所謂「いいワイン」が揃ったが、するっと飲んでしまってあまり印象に残っていない。やっぱり印象に残っているのはイタリアワイン、という訳でこちらを。
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これはK君出品。4年前にフリウリの通称「魚屋」で一緒に買ったもの。97年はパーカーが非常にいい点数をつけた途端価格が高騰したが、これはかなりお得な値段だったと思う。品種はサンジョベーゼ100%。

San Giusto a Rentennano訪問記はそのうちアップするが、キャンティ地区の南端、シエナの町にかなり近い場所にある。あまり標高は高くなく、非常にパワフルなワインを産み出すエリアである。この97年、予想した通り非常に強い。デカンタしてもらったが、香りはかなり開いていた。黒いベリー、中国系のスパイス、スモーキー、樽由来のヴァニラもまだ感じ取れる。非常に強いタンニンと酸。味覚はまだまだ閉じていて、香りのヴォリュームとは全然比較にならない。このPercarlo、キャンティ地区のサンジョベーゼの中では最もマッチョなワインの一つだと思うが、その特徴はよく出ていた。ポテンシャルは素晴らしく、あと5年ぐらいたてば恐るべきワインに育っていることだろう。一緒に買った私のボトルは、当分寝かせておこう。
by taurasista | 2009-01-27 21:47 | ワイン(イタリア)

「神の雫」の「第六の使徒」はバローロらしい、という話を小耳に挟んで以来、必ずモーニング誌をコンビニで立ち読みしているが、今週号で遠峰一青の回答が明らかになった。ブルーノ・ジャコーザBruno GiacosaのBarolo Le Rocche del Falletto Riserva 2001である。

ジャコーザにはほんの30分程滞在したことがある。2001年7月のとある夕方。確かドルチェットとバルベラを試飲しただけで終わってしまった。アポなしでの訪問だったので受け入れてくれただけラッキーだったのだけど。いかにも職人という風貌のブルーノは事務所とその横のカンティーナを忙しそうに何度も行き来していた。事務所には娘さんが。親父さんと違ってかなりケバかったのがとても印象に残っている(後でイタリアの知人に聞いた話だが、彼女は大のフロリダ好きで、暇さえあれば通っているらしい。そう言われてみると見た目がちょっとアメリカ人ぽかった気が。)。なお、カンティーナはネイヴェNeiveの町中の比較的大きな通り沿い。周りに畑はない。

ジャコーザは元々ネゴシアン。古くから買い入れたブドウを伝統的な手法で醸造・熟成して素晴らしいバローロやバルバレスコを作って来たが、80年代にバルバレスコはAsiliとRabaja、バローロはFallettoという最高の区画に畑を購入、自社畑のブドウでのワイン作りに着手した。現在バルバレスコとバローロに関してはバルバレスコ1種類を除いて全て自社畑からとなっている。

ジャコーザのワインはしばらく飲んでいない。最後に飲んだのが2006年3月。ワインはBarolo Villero 1990.VilleroはCastiglione Falletto地区で最高の区画の一つだが、このワインは買いブドウからのもので96年を最後に生産中止となった(だいぶ前のヴィノテークに掲載されていたインタビューによると、ブドウ農家にイールドを下げるよう何度も要請したが聞き入れられず、仕方なく買うのをやめた、とのこと)。この90年、当時のノートによるとこんな感じである。「ドライフルーツ、チョコレート、タール、甘くポートっぽいニュアンスが少し。フルボディで非常に果実が熟しており、甘さを感じる。依然非常にタニックだが、この甘さと素晴らしいバランスで十分飲めるが、まだまだ熟成とともに良くなりそう。見事なワイン。」 下の写真はその1年前に飲んだ89年。90年よりもタイトな年のはずだが、やはり「甘さを感じる」と当時のノートにある。きっとこれが特徴のワインなのだろう。(89年も大変素晴らしいワインだった。)
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さて、「使徒」候補の2001年のRiservaだが、こちらはラベルの色が違い、赤である。赤ラベルのジャコーザはこういう感じ。
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赤ラベルになるとぐっと値段も上がり、また生産本数も非常に少ないので、日本でもネットに出るとすぐに売り切れてしまうようだ。写真のワインはBarolo Riserva Collina Rionda 1990年。これも自社畑ではない。93年(確か)を最後に現在は生産されていない今や幻のワインと言ってもいいだろう。

さて、話を「神の雫」に戻すと、雫が何を出してくるかはわからないが、この流れだと、きっと伝統派生産者のワインだろう。今後の展開を予測すると雫がBartolo Mascarelloを出し、勝負に勝つのでは???? (「弥勒菩薩」から受ける漠然としたイメージだけで考えると、厳しさのあるSerralungaのジャコーザよりもCannubiカンヌビ中心のブレンドであるバルトロの方が近い。)。何の根拠もないけれど、なぜかそんな気がするのである。。。。。
by taurasista | 2009-01-23 22:09 | ワイン(イタリア)

今年最初の外でのワイン会は新春を飾るにふさわしい(?)Barberaの古酒がテーマ。こういうものを開ける時には取扱いを信頼して任せられるソムリエのお店に限る、ということで、会場はいつもお世話になっているデル・グースト。では早速ワインをご紹介。

1. Langhe Bianco 2004 (Aldo Bajra)
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こちらはお店から。このあと出てくるバルベラの作り手のものを。品種はピエモンテでは大変珍しいリースリングRiesling 100%。とてもタイトで閉じている。開く前に飲み切ってしまったが、最後の方でこの品種らしい石油香やグレープフルーツが出てきた。酸は非常に強く、余韻はなかなか長い。飲み頃まではあと3~5年か。

赤の順番は檜山さんにお任せ。まずはこちら。
2. Barbera d'Alba Conca Tre Pile 1980 (Aldo Conterno)
色調はやや濁っている。残念ながら劣化していた。外れのボトルだったのかも。

3. Barbera 1971 (Cappellano)
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Serralunga d'Albaにあるクラシックなワイン作りを行う古くからの生産者。フルーツはかなり落ちていて酸が立っている。ピークを過ぎてしばらくたっているが、美しく品良く年を取っていて、まだ十分飲める。10-20年のスパンで飲めばいいワインだったように思える。香りに少し土っぽさ。なお、DOCのBarbera d'Albaが生まれたのが1970年なので、法律上はDOCを名乗れたはずだが、エチケッタを見る限りでは単なるBarberaでリリースされたようだ。

4. Nebiolo Riserva Vini Pregiati 1964 (Giacomo Conterno)
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これはブラインドで。色は意外に濃く、つやつやと健康的。ミント、バルサミコのニュアンス。フレッシュ感ある香り。ミディアムボディーでフルーツはやや落ちてきているが、まだまだ生き生きしている。余韻は長い。64年のバローロがこの状態でも全く驚かないが、ただ"Nebiolo"(注:bは一つ)としか名乗らぬ格下のワインでもこれとは、さすがジャコモ・コンテルノ。恐るべし。答えが一番近かったのはすーさん(70年代初めのネッビオーロ)。これもさすが。

5. Barbera d'Alba Conca Tre Pile 1982 (Aldo Conterno)
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赤い果実。ドライフラワー、血のニュアンス。ミディアムボディーで口触りはとても滑らか。余韻もかなり長い。これもピークは少し過ぎているが、バランスがとても整っていて美味しい。いいワイン。

6. Barbera d'Asti Ai Suma 1989 (Braida)
今日のワイン中唯一のバリックを使ったもの。Braidaはバルベラにバリックを使い始めたパイオニアの一人。彼らのBricco dell'Uccellone、Bricco della Bigottaという2種類のバリック熟成のバルベラがこの品種の可能性が世間に認知される上で非常に大きな役割を果たしたという、バルベラの歴史において最も重要な作り手の一人である。Ai Sumaはこの89年がファーストヴィンテージ。少し遅摘みしたブドウから作られる。Ai Sumaとは、ピエモンテ方言で「やったぞ!」という意味だとか。
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色は非常に濃い。濃厚な黒いフルーツ。プリューン。少しポートっぽい。ミディアムフルボディーで酸はしっかり。甘さを感じる。余韻は長大。所謂バルベラ的ではなく、そういう点で好き嫌いが分かれるかもしれないが、個性的でとてもレベルの高いワインだと思う。

7. Barbera d'Alba Riserva Bricco delle Viole 1985 (Aldo Vajra)
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うって変わってとてもタイトなVajra。抜栓してかなり時間がたっているのに、グラスの中でも開いてくれない。非常に酸は強い。背後には色々なニュアンスが隠れているような気配があり、いいワインなのだろうと思うが、気難しい。あと数年必要なのかも。

ここまで飲んでもまだ食事はセコンドの前。セコンドはバルベラ煮込みということで、煮込みに使われたTrincheroに敬意を表してその最高キュベのこちらをお店から。

8. Barbera d'Asti Vigna del Noce 1997 (Trinchero)
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抜栓したてということもあるが、とても若々しく固い。ミネラルがとても強く、しょっぱい。酸は非常に高い。ポテンシャルの高さは明らかなだが、一体あと何年飲み頃まで必要なんだろうか、と思わせるワイン。ちなみにインポーターの情報では82年がまだまだ固いらしい。

料理は今回もワインに合わせて作っていただいた。ピエモンテっぽいもの尽くし。
<バーニャ・カウダ>
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<兎のツナソースのサラダ>
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<アニョロッティ>
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<カエルのリゾット>
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<バルベラ煮込み>
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さすがに昨年飲んだGiacomo Conternoの78年ほど凄いものはなかったが、バルベラの熟成を学ぶ上で大変いい経験になった。来月は70年代のバルベラ・ドルチェット、そしていいヴィンテージ(82年あたり)のBarbarescoで開催の予定。
by taurasista | 2009-01-18 11:50 | ワイン会

火曜日、夜のアポがドタキャンになったので早々に帰宅してドラマ『神の雫』第一回を見た。原作の方は個人的にはワインを題材に使った人生ドラマとしてなかなかの出来だと思っているが、ドラマの方はストーリーが雑(原作のいくつかのストーリーを強引に1話に詰め込んでいるだけ)な上に演技、撮影、音楽など全てが相当安っぽく、正直見るに堪えないものだったが、さるワインショップのメルマガによると登場したワイン(*)の売れ行きが凄いらしい。ドラマとしての出来は悪くても、ワインの消費を刺激するならまあいいか、という感じだが、たぶんテレビにはイタリアワインは出てこないだろうなぁ。イタリア長介氏の頑張りに期待したいところだが。ちなみに、原作の方では最近バローロが取り上げられていたらしい。ということで、かなり強引だが本題のカンティーナ訪問記へ。

ドメニコ・クレリコDomenico Clericoと言えば、ルチアーノ・サンドローネLuciano Sandrone、エリオ・アルターレElio Altare、パオロ・スカヴィーノPaolo Scavinoらと並ぶ「バローロ・ボーイズ」第一世代の代表選手である。最初のヴィンテージは79年。当時はバローロ自体が高いが酸っぱくてまずいワインだと認識されていて当初はなかなか売れず、ボーイズ仲間で一緒に車にボトルを載せて売り歩く、という辛い時期もあったと現地で聞いたが、80年代末からはその品質が評価され、バローロの第一人者として確固たる地位を築いている。

最初に彼のワインを飲んだのは、2001年7月。最初のピエモンテ訪問の時だった。まずPaolo Scavinoに行ってレベルの高さにぶちのめされたその夜、アルバAlbaの町中にあるエノクラブEnoclubで食事をした際にBarolo Ciabot Mentin Ginestraの96年をオーダーした。クレリコのワインはタンニンが非常に強く、フルーツも酸も(当時は樽も)すべてが強いマッチョなワインである。そして96年は非常にクラシックなヴィンテージ。つまり若いうちは大変硬くて簡単には飲み頃に達しない。当時はそんな知識は全くなく、ただクレリコのバローロが飲みたくてリストにあったこれに飛びついた。結果は・・・・・食事が終ったときにも、まだ1/3はボトルに残ったまま。この時の連れとなら、2人で1.5本は飲むはずだったのに。

ただ飲み頃ではなかっただけでクオリティの高さはよく分かったので、若いヴィンテージだけでなく85年、89年、90年といった飲み頃に入っていそうなものを海外から買ってみた。それらを含め89年や90年のCiabot Mentin Ginestraは何回か飲んだが、一度も裏切られたことがない。特に印象に残っているのは2005年3月に石打『アンドラ』に持ち込んだ89年。まだまだ若々しくタンニンは強固だが、豊かな果実味とすっかり溶け込んでおり、酸は強いが切れがいい。プラム、バラ、様々なスパイスの香り。余韻はいつまでも続く。英語なら"Simply magnificient"と表現するところである。同じ年の5月にピエモンテのIl Centroで飲んだ90年も素晴らしかったなぁ。ヴィンテージの特徴で89年よりは丸く果実味が前面に出るスタイル。酸も89年より柔らかく、若干ポートっぽいニュアンスもあった。

前置きが長くなったが、カンティーナを訪れたのは2006年の4月。当日朝に決まったアポだった。カンティーナはMonforte d'Albaの町の中心から少し西側、Monchieroに向かう途中にある。残念ながらこの日はご本人は不在。広報を担当している女性と駆け足でカンティーナを見学した。ここに載せられるようなちゃんとした写真がないのが残念だが、施設的には特に他の作り手と変わったところはない。ワインもこの時試飲できたバローロは最悪のヴィンテージ2002年(この年はクリュのバローロは生産していない)で、これも特に印象には残っていない、ということで、是非もう一度ゆっくり訪問してみなければ、と思っている。なお、現在新しいカンティーナをBaroloとMonforte d'Albaを結ぶ道沿いに建築中であるようだ。昨年4月に横を通ったが、かなり広いカンティーナのようだった。

本人とはこの前年に偶然お会いしたことがある。以前アップしたEdi Kanteの訪問記の中で少し触れたが、場所はピエモンテのGuido(最近代官山のEatalyに出店しましたね)というリストランテ。ここでたまたま我々の横のテーブルにいた3人組の一人がクレリコだった。おせっかいな(笑)オーナーのお陰で、彼らのテーブルに呼ばれ、シゲ様は「よう来た、よう来た」とばかりに大きな手で頭をばしばしどつかれ、その上、ブラインドテースティングまで。その時のワインはこちら。Elio AltareのBarolo 1980。
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見た目は豪快だが、話し方は落ち着いていて、いかにもボス、という感じ。若い作り手の面倒見がいいというのもうなずける雰囲気だった。別の機会に訪問した知人は、カンティーナで色々なワインをどんどん開けて一緒にテースティングさせられたおかげで、翌日は二日酔いになったとのこと。ここまでになるかはともかく、クレリコには是非もう一度会ってみたいものである。
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(ちなみに、昨年の「閉じていたワイン」大賞は彼のBarolo Pajana 95年。ピエモンテのall'Enotecaで飲んだが、デカンタして3時間たっても全く開かないままだった!)


(*)ローヌのSt CosmeのDeux AlbionやLouis Jadotのシャブリ。他にDRCのRichebourg 90年や Ch. Mouton Rothchild 90年も出てくるが、これはなかなか見つからないし、あったとしても高くて手が届かないですよね。
by taurasista | 2009-01-15 21:40 | カンティーナ訪問

エトナEtnaのワイン

最近エトナのワインの評価は非常に高い。イタリアの4大ワインガイド(Gambero Rosso, L'espresso, Veronelli, Duemilavini)最新版の各誌で最高評価を得ているエトナのワインは以下のとおり。

Gambero Rosso - 3 bicchieri
Etna Bianco Superiore Pietramarina 2004 - Benanti
Etna Rosso 2005 - Cottanera
Etna Rosso Outis 2005 - Vini Biondi
Etna Rosso Prephilloxera La Vigna di Don Peppino 2006 - Terre Nere

L'espresso - 5 bottiglie
18.5/20
Etna Rosso Calderara Sottana 2006 - Terre Nere
Etna Rosso San Lorenzo 2006 - Russo Girolamo
18/20
Etna Rosso Outis 2005 - Vini Biondi
Etna Rosso Prephylloxera La Vigna di Don Peppino 2006 - Terre Nere
Etna Rosso Quota 600 2006 - Graci

Veronelli - Super 3 stelle
Etna Rosso Calderara Sottana 2006 - Terre Nere
Etna Rosso Feudo di Mezzo Il Quadro delle Rose 2006 - Terre Nere
Etna Rosso Vigneto Guardiola 2006 - Terre Nere

Duemilavini - 5 grappoli
Etna Rosso 2005 - Cottanera
Etna Rosso Calderara Sottana 2006 - Terre Nere
Etna Rosso Serra della Contessa 2005 - Benanti

樹齢の高い樹が多数残っている、標高が高いのできれいな酸を出しやすい、などといった産地の特徴・優位性はもちろん、本当にいいワインが出るようになってからまだ年数が浅く、その分注目されている、というのもあるのだろう。生産本数、輸入量が少なく、Terre Nereを除くと日本ではなかなか手に入らないのが難点だが(Terre Nereも人気ですぐに売り切れてしまう)、今少しずつコレクションを増やしている。と言っても、来月予定しているシチリア遠征事前勉強会で大半を放出してしまうのだが。下の写真はBenantiの最上級ワインSerra della Contessa(赤、左側)とPietramarina(白、右側)。
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by taurasista | 2009-01-12 16:50 | ワイン(イタリア)

今年のイタリア遠征

ここ数カ月、アクセス数が増えている。アクセス解析で面白いと思ったのは韓国のポータルからのアクセスがあること。きっと検索でたまたま見つけてくれた韓国のイタリアワイン愛好家の方だろう。自分のメモ代わりにファクトと思ったことを淡々と書いているだけで読んでいただいている方のことは全く意識していないのだが、アクセスが増えたり、海外で読んでいてくれたり、というのは何となく嬉しいものである。

さて、新年と言っても特に変わったことはなく、これまで通り環境が許す限り色々な所に足を運ぼうと思っているが、イタリア遠征はこんな感じで考えている。今年は資金が許せば(これが難問だが)、春・秋2回が目標。春はシチリア、シゲ様希望のカンパーニャに加えてもう一か所(モンタルチーノ??)行ければと。秋はトリュフの季節にピエモンテ(イタリアには20回以上行ったが、秋はまだ1回もない)。

シチリアはエトナ中心に周るつもり。下の写真のTerre Nere、まだ飲んでいないが評判の高いGraci、その他Passopisciaro(Trinoro)、Benanti、Palariなどを訪問出来ればと思っている。川頭さん(読んでますか?)と先月お会いした際に、できればシチリアで合流しましょう、なんて話にもなっているので、もし日程が合えば川頭さんが取り扱っているI VigneriやGulfiにも。
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そうそう、記憶が消えないうちにまだアップしていないカンティーナ訪問記を仕上げてしまわねば。Domenico Clerico、Sandrone、Josephus Mayr、San Giusto a Rentennanoなど面白いところがまだ残っている。その1回目はClericoにしよう!
by taurasista | 2009-01-11 12:41 | ワイン(イタリア)

新春ブラインド大会

今年の初ワイン会は自宅で友人6名とイタリアワインのブラインドテースティング大会。かなり面白いものが集まり盛り上がった。では早速ワインをご紹介。

①泡(吉さん出品)
かなりガス圧が低い。クリーミー。凝縮感はそれほどでもない。ドライでアフターに少し苦みが残る。イタリアの泡で出てくる可能性が高いのはまずフランチャコルタ、次にプロセッコだが、どちらでもない。「苦み」をキーワードに記憶をたどってフリウリかな、と推測。正解はこれ。
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Kante Brut (Edi Kante)
フリウリの変態ダンディー男Kanteのスプマンテ。昨夏の訪問時に直々に贈られた(押し付けられた??)ものだとか!

②白(シゲ様出品)
薄い麦わら色。アロマティック、と一瞬思ったが、香りにヴォリューム、持続性共になし。口当たりは柔らかく、酸はそこそこ。凝縮感には乏しい。北のワインには間違いないが、アルト・アディジェかフリウリか迷う。正解はこれ。
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Muller Thurgau 2006 (Tramin)
高品質のワインを作るアルト・アディジェはGewurtztraminer生まれ故郷の協同組合の一番ベーシックなライン。「フリウリのシャルドネ?」なんて言ってみたが、今思うと全く外れてますね。フリウリのシャルドネは基本的にはもっとヴォリューム感があると思う。ところで、Muller Thurgau、すっかり忘れていたがリースリングとシルヴァーナSilvanerの交配品種である。

③白(堀嬢出品)
外見はレンガ色を通り越してブランデーのような色になっている。酸化し果実もなくなっている。恐らくとても古いワインだろう。酸化のせいか、少し感じがヴィン・サントっぽい。正解はこちら。
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Bianco Viesca 1983 (Azienza Agricola Viesca)
素性は不明。普通の白ワインが古くなるとこうなる、という見本。

④赤(taurasista出品)
なかなか開かないような気がしたので、前日の午後に抜栓。予想通り全くニュアンスが出ていない。当日朝もあまり状態が変わらず不安だったが、丸一日経ってようやく開いた。プラム、コーヒー、スパイス、そして砂糖漬けにした果物といった複雑な香り。ミディアムボディーでシルキーな構造。タンニンはとても柔らか。ボリュームはあるが柔らかな酸。余韻は割と長い。日本バルベラ協会元会長の宿さん初めバルベラ派が多かったが正解はこちら。
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Nude Aglianico d'Irpinia 2004 (Cantina Giardino)
最近立て続けに飲んでいるCantina Giardinoの赤の最高級品。みんな酸とタンニンの柔らかさに惑わされたかな。(シゲ様は2ラウンド目で品種を当てた。)

⑤赤(堀嬢出品)
黒いフルーツ、鉛筆の芯。ここでカベルネ主体のスーペル・トスカーナに完全に頭が向いてしまった。ところが正解はこちら。
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Langhe DOC Bricco Manzoni 1999 (Rocche dei Manzoni)
ネッビオーロ80%、バルベラ20%のブレンドでした。大外れ(泣)。

⑥赤(吉さん出品)
これは直球。チェリーなど赤い果実の香り。強い酸とタンニン。ドルチェットは間違いない。ヴォリューム感からドリアーニ地区ではなくアルバ地区、伝統的な作り、土っぽさなどからカスティリオーネCastiglioneベースの作り手、カヴァロットCavallottoと読んだが、正解はこちら。
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Dolcetto d'Alba 2006 (Giuseppe Rinaldi)
これはかなり近いところまで行けたかな。

⑦赤(吉さん出品)
酸っぱく、臭い、が第一印象。少し酸化のニュアンスあり。ミネラルがとても強い。ビオ系か? 正解はこちら。
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Barbera Valtidone L'attesa 1999 (Sorenghi Gaetano)
エミリア・ロマーニャのバルベラ。この品種にしてはとても柔らか。ちなみに元会長は品種を当てた。さすがです。

⑧赤(鍵君出品)
土っぽさの中にほのかにチェリー系の赤い果実の香りが。ミネラル感強い。力強い味わい。バランスが良く、酸、タンニンともヴォリュームはあるがこなれている。アフターは長く、かなりいいワインである。香りからドルチェット、味わいから暑くある程度年代が経ってると読んでヴィンテージは2000年と推測。正解はこちら。
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Dolcetto d'Alba Boschi di Berri 2003 (Marcarini)
フィロキセラを免れた自根の樹齢100年を超える樹から作られたドルチェットの最高峰の一つBoschi di Berri。同じ暑いヴィンテージでも2003年だった。

⑨赤(宿さん出品)
枯れたカベルネ。イタリア縛りでなければプチ・ボルドーと言うところだが・・・。
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Rosso 1997 (Josko Gravner)
そういえば以前に飲んだ89年もこういう感じだったな、と納得。

⑩白(宿さん出品)
琥珀色。酸化のニュアンス。これはイタリア変態一派なのは明らか。そうなると後はいくつかの作り手のうちどれかだが、正解はこちら。
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Bianco 2004 (Massa Vecchia)
ヴェルメンティーノVermentino70%、マルヴァジアMalvasia12%、ソーヴィニヨンSauvignon12%、トレビアーノTrebbianoとアンソニカAnsonicaで6%、という複雑なブレンド。

持ち寄った料理を楽しみながら、最後は恒例のRomano Leviでしめる。やっぱりブラインドは感覚が磨かれてとても勉強になる。今年は何回かやってみるつもり(呼べる人が限られるのが難しいけど)。次回のホームパーティーは来月、テーマはシチリア訪問の事前勉強会を兼ねて「ネレッロ・マスカレーゼNerello Mascalese」の予定である。
by taurasista | 2009-01-05 23:45 | ワイン会

あけましておめでとうございます。今年も「最低月10本アップ」を目指し、資金の許す限り飲んで食べるつもりです。さて、今年の1本目は年末にランチで訪問した和歌山のヴィラ・アイーダ。

天王寺からJR阪和線で約1時間。紀伊駅で下車しタクシーで約10分。道路と田んぼ以外なーーんにもないところに突如現れる「イタリア料理」の看板。これを曲がってすぐの一軒家が目指す「ヴィラ・アイーダ」。室内は白を基調にした明るく優しい雰囲気。隣接した畑でハーブや野菜を育てている。
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イタリアのように「2時間運転して食べに行く」ということが、精神的にも物理的にも難しい日本で、しかも地方で志高くお店を続けていくには色々難しい点があるだろうが、今後もぜひ頑張ってほしいと思う。

2008年最後のワインはこちら。
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Etna Bianco 2007 (Terre Nere)
マルク・デ・グラツィアが自らシチリアのエトナ山麓に設立したカンティーナ。エトナは「イタリアのブルゴーニュ」と呼ばれ、現在イタリアで最も注目を浴びている産地の一つである。標高が高く(高いところは1,000m近い)暑いシチリアにありながら非常にきれいな酸を出しやすく、またフィロキセラを免れた大変樹齢の古い樹が残っているという興味深い産地で、今年春に訪問を計画している。さてこのワイン、2006年と同じだとすればカリカンテCarricante50%、カタラットCataratto25%、グレカニコGrecanico15%、インツォリアInzolia10%というシチリア白品種オンパレードのブレンド。白桃、グレープフルーツなどの温かい香り。きれいな酸。アルコールはやや高めだが、全体のヴォリュームはそこそこで、バランス良い。すごくいいワインではないけれど、価格的にも手ごろで食事とのアッビナメントも広く、お店で飲むにはちょうど良いかな。

帰宅途中に梅田を少しうろうろ。阪急のメンズ館に寄ってみた。伊勢丹メンズ館との比較が楽しみだったが、商品展開初め伊勢丹の圧勝。
by taurasista | 2009-01-02 13:43 | レストラン(日本)