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アカーチェ(南青山)

長い間、そのうち行こうと思いながらなかなか訪れる機会がないままのお店がいくつかある。このアカーチェはそのうちの一軒だった。北京に赴任中のA君の一時帰国に合わせて食事をすることになり、久しぶりに初めてのお店を試そうということで計6人で訪問。
料理は10,500円のお任せ一本。内訳は以下の通り。とても品数が多い。パスタは2種類からのチョイスだが、両方でもいいとのことで、もちろん欲張りな我々は全員2種類ともいただくことにした。

・前菜3種類(桃と水牛のリコッタ、鮑と野菜のガスパチョ風、カンパチのカルパッチョ)
・スープ(リッボリータ=野菜の煮込み)
・魚(マカジキのオーブン焼)
・肉(牛ヒレのグリル)
・パスタ(スパゲッティ ジェノヴェーゼ、トマトソースのピチ)
・ドルチェ、カフェ

料理はどれも優しく軽快。広い層に好かれるタイプだと思う。特に美味しいと思ったのはリッボリータ。野菜本来の味がしっかり生きていて、塩加減も絶妙。ワインも進む。
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ワインは6本。
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1. Ferrari Brut
これはよくあるもの。まあ良くも悪くもない。
2. Colli di Luni Poggio Paterno 2006 (Il Monticello)
値段的にまだ掘り出し物が見つかるせいか、最近リグリアのワインをリストに載せているお店が増えている。ミネラル感が強く、酸がしっかりしているワインが多いので、食事の守備範囲が広いこともあるのだろう。この生産者のワインは初めて飲んだが、なかなか出来が良い。ヴェルメンティーノVermentino 100%。やっぱりワインにはミネラル感が大事だ、と改めて思う。バランスも良く、すこし塩気がある余韻もなかなか長い。
3. Trebbiano d'Abruzzo 2001 (Emidio Pepe)
Edoardo Valentini、先日亡くなったMasciarelliと並ぶアブルッツォの有名カンティーナ。前のワインが予想以上に良かった分、存在が霞んでしまった。酸やフルーツの感じは似ているが、海のエキスを感じるVermentinoに対し、こちらは鉱物質な感じが強い。アフターはMonticelloにかなわない。案外すっと口の中から消えてしまう。長熟な白だと言われているので、少し飲むのが早かったのかも。
4. Chianti Classico 2004 (Castello dei Rampolla)
キャンティ地区の歴史ある作り手。カベルネ主体のSammarcoはスーパートスカーナの第一世代である。この85年は素晴らしいワインだった。土っぽいトスカーナらしいカベルネでこれまで飲んだイタリアのカベルネの中では一番好き。Vigna d'Alceo(今はVignaはつかない)のファーストヴィンテージの96年も良かったなぁ。さて、ここのキャンティはいつもカベルネのニュアンスが強い気がする。香りにははっきりとカベルネっぽい杉の木、鉛筆の芯といった香りがある。スペックを見るとカベルネは5%だが、実際にはもっと入っているのでは?(ちなみに、雨に祟られた2002年は、サンジョベーゼより早く収穫できるカベルネがほとんどでは?という位カベルネっぽいワインだった。)。ということで、キャンティらしさにはやや乏しいが、それを除くとなかなか旨いワインである。
5. Taurasi Radici Riserva 1999 (Mastroberardino)
5本で終わるつもりでここに持ってきた。湿った土、スパイス、スミレ。少し熟成感が出始めている。フルボディでタンニンは強固だがこれもいい感じで丸くなり始めている。非常にグリップが強く、余韻が長い。ちょうど飲み頃に入り始めたところで、まだまだ良くなると思う。予想以上にいいワインだった。かなり満足感高し。
6. Rosso del Conte 2004 (Tasca d'Almerita)
全員ペースが速く、Taurasiがあっという間になくなってしまったので、迷ったがこれにしてみた。メルローが入ったスーパートスカーナを思わせる香り。樽も強い。チョコレートの香りが基調。作りは柔らかく、今でも十分飲める。作りはいいと思うが、シチリアらしさは正直感じない。よくあるインターナショナルでモダンなワインで面白みには欠ける。シチリアでもっとも歴史あるワインの1本だけに、残念。(帰宅して調べたら、エノロゴがCarlo Ferriniだった。納得。)

次回からイタリア旅行編に戻る予定です。
by taurasista | 2008-10-06 22:36 | レストラン(日本)