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ヨスコ・グラヴネル・ブレッグ Breg 1997 (Josko Gravner)

グラヴネルにとって、1997年は大きな転機となったヴィンテージ。
この年からスキンコンタクトを行った醸造を開始。また、この年を最後にエチケッタも現在のものに変更される。
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96年ヴィンテージは収穫のほとんどが雹にやられてしまい、ヨスコはワインをリリースできなかったが、僅かに残ったリボラ・ジャッラを用いて、実験的にスキンコンタクトを行ってみた結果は衝撃的だった。これが進むべき道だと確信したヨスコは97年ヴィンテージからスキンコンタクトを行った作品をリリースする。ガンベロ・ロッソには酷評され、大量にオーダーをキャンセルされてもヨスコの信念は変わらなかった。そして、2001年ヴィンテージからはジョージア製のアンフォラ使用を開始し、現在に至る。
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ペールイエローだった95年と色合いの違いが顕著。

状態には少し不安があったが、開けてみると完璧。香りは焼きりんご、シェリーなど、今となっては馴染みがあるもの。味わいは旨味と塩味が強く、奥行きがある。タンニンは心持ち感じる程度。当時はスキンコンタクトの期間が10-14日だったようなので、最近のヴィンテージほど果皮から抽出された要素が多くないためか。

現在のオレンジワインはここから始まったとも言える、歴史的な一本。22年の時を経て、それを味わうことができた幸運に感謝したい。


by taurasista | 2019-05-06 12:46 | ワイン(イタリア)