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テッレ・ネーレ・エトナ・ロッソ・ドン・ペッピーノ Etna Rosso Prepylloxera La Vigna di Don Peppino 2007 (Terre Nere)

エトナロッソの2本目はテッレ・ネーレのスペシャル・キュヴェ ドン・ペッピーノです。
テッレ・ネーレはイタリアワインのイノベーションの立役者の一人マルク・デ・グラツィアがオーナー。今でこそ非常に注目度が高いエトナのワインですが、15年前は全く無名の存在でした。有名になったのは、マルク・デ・グラツィアとアンドレア・フランケッティ(テヌータ・ディ・トリノーロ)が進出し、素晴らしいワインを作り始めたことが大きかったと思います。

テッレ・ネーレはエトナに幾つかの区画(この地域ではコントラーダ contradaと呼びます)を所有していますが、このドン・ペッピーノは、テッレ・ネーレがグランクリュに位置付けるカルデラーラ・ソッターナ Calderara Sottanaのフィロキセラに冒されず生き残った自根の樹齢130-140年の古木のぶどうを用いて作られます。エトナで最も高価、かつ手に入れることが難しいワインです。
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Etna Rosso Prephylloxera La Vigna di Don Peppino 2007
品種:ネレッロ・マスカレーゼ98%、ネレッロ・カプッチョ2%
格付け:DOC Etna Rosso
醸造:発酵は温度管理されたステンレスタンク。
アルコール度数:13.5%
ブドウ:単一区画カルデラーラ・ソッターナの最も樹齢の高い区画から。土壌は火山灰、軽石。畑は北向き。
生産本数:最近のヴィンテージは年間約5〜6,000本

エトナは「南のブルゴーニュ」とも呼ばれていますが、その名に違わず、ノーズはピノ的です。森の下草、カシス、ミントなどが香る深みのある香り。香りは高く、かつエレガントで、非常に期待が持てます。
続いて味わい。骨格の大きな堂々たる体躯のワインです。タンニン、酸は丸みを帯び、熟成を感じます。特筆すべきは奥行きの深さと立体感。きれいな球体を描く素晴らしいバランスで、質感も非常に滑らか。これがアフターまで全く崩れません。
これまで経験したエトナ・ロッソの中では、ベナンティ BenantiのRovitello 94年と並ぶ最高の一本です。手に入れるのが難しいワインですが、探し求める価値は十分にあると思います。
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by taurasista | 2018-08-12 15:30 | ワイン(イタリア)