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エドアルド・ヴァレンティーニ・トレッビアーノ・ダブルッツォ Trebbiano d'Abruzo 1996 (Edoardo Valentini)

続いてはヴァレンティーニです。イタリアを代表する超有名な生産者ですが、以前から訪問は一切受けず、情報も全く公開しないミステリアスな作り手で、その方針は先代のエドアルド氏が2006年に亡くなった後も変わっていません。
情報としては、彼らは数百年続く古くからの大地主で、一切の人為的要素を排したワイン造りを長年行っていること程度しかなく、それ以外はワインから感じ取るしかありません。

彼らのワインは定期的に飲んでいます。当たると唯一無二の感動的なワインですが、飲み頃と抜栓のタイミングが難しく、またボトル差もあって、実力不明のままボトルだけ空になってしまうことの方が多い、というのが個人的な経験則。つまり、ワイン会に出すのはリスキーな銘柄ですが、今回は1ヶ月以上前にお店に送り、保管、抜栓タイミングを超一流のプロにお任せして、可能な限り良い状態で出せるよう、準備をして臨みました。
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Trebbiano d'Abruzzo 1996
品種:不明ですが、彼らはトレッビアーノ・アブルッツェーゼ Trebbiano Abruzzeseの古いクローンを持つと言われているので、これが主体であることは間違いないでしょう。
格付け:DOC Trebbiano d'Abruzzo
醸造:一切不明。
アルコール度数:12.5%
ブドウ:不明。
生産本数:不明。

出だしは全く無口ですが、数時間後に突如開いて、白い花、ライム、アーモンドなどが要素のデリケートさと華やかさを併せ持つ香りが満開に。味わいは決して太くはないけれど、ミネラルとフレッシュな酸が口内を強くグリップして、長大な余韻を持つ、というのが当たった時のこのワインのイメージです。出だしはこの公式通り。かなり前に抜栓したにもかかわらず、とても静かな立ち上がりだったので、そのまま放置プレーに移行。

2時間で開いてくれるのが理想でしたが、現実は期待通りには行かず、2時間後も少し変化は見られたものの、香りはまだまだささやき声レベル。更に待ちましたが、その1時間後も香りはほとんど変わらず。一方、味わいは酸が突出してきたので、結局そこで飲み切ってしまいました。

やっぱり一筋縄では行かないワインですが、それだけ試し甲斐もあるというもの。次回に期待したいと思います。



by taurasista | 2018-05-21 21:20 | ワイン(イタリア)