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アルバの町

翌日曜日は一日フリー。レストランも予約していない。時差で早く目が覚め、また天気予報に反して晴れ間が出ていたので、朝食前にホテルの近くを散歩する。ホテルからはCastiglioneのクリュまで簡単に歩いて行ける。ホテルからMonforteに向かう街道まで4,5分。道を渡って坂道を下っていくと左右に畑が広がるが、まず左側の南西斜面にあるのがGiuseppe Mascarelloで有名なMonprivato。写真がないのが残念だが、畑の表面は真っ白で石灰質の強さがわかる。右側はCavallottoのBricco Boschis。Monprivatoの下はCodana、その下がやはりCavallottoで有名なVignolo。どれもいかにもいいワインができそうな気に溢れた畑である。

本当はもう少し散歩していたかったのだが、風邪のせいか体調が思わしくなく、いったんホテルに戻る。朝食後少し休憩するとだいぶ体調が良くなったので、昼前にAlbaに向かう。

この日はVinumというお祭りで幸いなことにお店が殆ど開いていた。Albaはとても小さいが、高級品も含め一通りの買物ができるコンパクトにまとまった、とても落ち着ける街である。中心部の外れに駐車して、まずはメインストリートのVia Vittorio Emanueleへ。この一番北側にあるのが親愛なる「禿げ兄」の経営するエノテカ(ワインショップ)Grandi Viniである。前にも書いたがこのブログ名はこのお店の名前を借用している(許可は取っていないけど・・・)。
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テーラー物の高級衣料を置く店や、Tod's、Hoganといった普段愛用しているレザースニーカーを取り揃えたお店もあり、特に靴はついつい買いたくなってしまうが、お財布の状況を考えて今回は我慢。途中のワインショップ兼本屋のI Piaceri del Gustoで購入するワイン本の品定めをする。ここまで来ると通りもほとんど終わりで南端のPiazza Savonaまではすぐ。この広場に沿ってEnoclub(思えば2001年の最初のピエモンテ訪問で最初に夕食を取ったのがここだった)やOsteria dell'Arcoといった有名レストランがある。

ランチを取る店は特に決めていなかったが、今回はこれまで行ったことがない店を試すことがテーマの一つなので、いつものOsteria dei Sognatoriは眺めるだけにして、前回帰国前にお惣菜を買ったIl Vicolettoにトライすることにした。
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こちらは以前はミシュランの星を持つリストランテだったが、数年前にお惣菜&お惣菜とシンプルな料理を出すトラットリアに衣替え。店内は至ってカジュアルで、黒板にその日のお勧めメニューが書き出してある。
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シチュエーション的にも体調的にも3皿食べる感じではないので、サラダとプリモで済ませることに。まずプリモはピエモンテらしくInsalata Russa(ジャガイモサラダ)。
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続いてプリモ。昨晩に続いてタヤリン。昨晩のと違ってこちらは麺が細く、かなり柔らかい。卵が強いのか、色も真っ黄色。
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食後は散歩&買物。まずは「禿げ兄」の店に向かい、K君がPrunottoのNebbiolo d'Alba古酒を4本お買い上げ(私はひたすら我慢・・・)。「禿げ兄」(実は名前を知らない・・・)とはリーマン・ショック後のピエモンテワインの販売状況についてしばし情報交換。「禿げ兄」によるとバローロの売り上げはさほど落ちなかったが、一方でバルベラやドルチェットといった単価の比較的低いものは大きな影響が出ているとのことであった。リーマンショック後もバローロの主要顧客たるアメリカ、ドイツ、スイス辺りの富裕層の消費性向にはさほど変化がないが、15~20ユーロ(現地で)クラスが購買の上限の中間層がかなり消費を引き締めたのでは、との分析だった。
「禿げ兄」と別れ、これもお決まりのトリュフ専門店Tartufi Ponzioへ。試食した上でトリュフのチョコをお土産用に2袋(これは本当に美味いチョコである!)。少しVinumをのぞくがめぼしいワインがなかったのでさっと素通りだけにした(食材のほうがおもしろそうだった)。
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I Piaceri del GustoでDuemillavini(ワインガイド)とガンベロロッソのVini d'Italia 2010英語版を購入し、最後の目的地Enoteca Fracchia & Berchiallaへ。
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ここはAlbaの数あるワインショップの中でも総合的に最も優れた店である。ピエモンテだけでなくイタリア全土のワインを非常にいいセレクトで品揃えしている。以前は地下にお宝がごろごろしていたものだが(AvignonesiのOcchio di PerniceやTerra di LavoroなどをK君やシゲ様が漁っていたのを思い出す)、有名店だけあってほぼ全て掘り尽くされてしまったようだ。K君も結局何も購入せずじまい。

こうしているうちにもう夕方。夕食前に一休みするためホテルに戻る。
by taurasista | 2010-05-17 22:04 | ワイン(イタリア)