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晩秋のランチ会@リストランテ濱崎

今日は8月以来の濱崎でのランチ会。いつも、何故かこちらでのランチ会の前は気持ちがとても高揚する。今日は天気も良く、テンションを保ったまま12時にお店へ。いつもの通り料理・ワインとも宿屋さんにお任せ。料理は名物の前菜盛り合わせから始まり、プリモ2品、セコンドにドルチェ。ワインは6人で結局6本。ではまず料理から。

<盛り合わせ>
中央の白いのは蕪。とても甘い。これだけの種類を一度に出していただけるのは目にも舌にも嬉しいもの。
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<プリモ その①>
ソースはワタリガニとオリーブオイル。軽い仕上がり。

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<プリモ その②>
米は初登場。ピラフ風で自家製サラミと共に。上に乗っているのはちりめんキャベツ。

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<セコンド>
津南豚のグリル。
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<ドルチェ>
ご覧の通り、盛り合わせ。
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ワインは今回もブラインド(と言うか、こちらではブラインドでしか飲んだことがない!)。食事に合わせていただいたのはこの5本。
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1. Montepulciano d'Abruzzo Cerasuolo 2005 (Edoardo Valentini)
今回は泡ではなくロザートでスタート。色調は淡く、ヴォリューム感、アルコールはそこそこ。まだ完全に開いていないが、チェリーに僅かに獣的なニュアンスが交じる。ロザートは経験値が低いので、どこのワインなのかイメージが湧いてこないが、ヴォリューム感から北、あるいは標高の高い場所のワインで、アドリア海側のマルケ、アブルッツォ、プーリアではないと推測。あとはあてずっぽうでエトナ、と答えてみたが、結果はこのワイン。通常のヴィンテージだとこれとは正反対の特徴を示すワインだが、宿屋さんによるとこのヴィンテージだけは違うのだそうだ。

2. Chianti Classico 1971 (Brolio)
2本目は赤。かなり熟成感が強いが、まだまだ果実味はばっちり残っており、ボディも大きい。酸はすっかりこなれている。色も濃い。香りも結構ヴォリューム感があり、若干ミントや胡椒などスパイシーさもある。香りからネッビオーロ、酸の入り方、柔らかさからランゲ地区ではなくガッティナーラGattinara。年代は70年代後半から80年代初め。と読んだが、正解はキャンティ。当時のBrolioは商業志向が強く、品質的にはあまり評判が良くなかったのだが、この年だけは例外的に良い、と宿屋さん。それにしてもこのワイン、この年代のキャンティとは思えないほどの凝縮感があった。

3. Taibane 2000 (La Biancara)
色はほとんど麦藁色。酸化のニュアンスから、イタリア自然派は間違いないが、この手のワインは品種の個性がわかりにくいので(どれも同じ方向に進むので)、その先は地域云々よりも作り手の名前を思い浮かべるしかない。正解はヴェネトVeneto州のBiancara。品種はガルガネガGarganega。有名な生産者だが、最近のヴィンテージの方が質が高い、との宿屋さんコメント。

4. Sassicaia 1991 (Tenuta San Guido)
これは相当いいワイン。色合いは若々しい。とても香り高い。中心には力強い黒い果実。それにカベルネっぽい鉛筆の芯、earthy、そしてかすかにヴァニラが交じる。フルボディでアルコールは結構高いと思うが、バランスがとても良く、全く気にならない。余韻はとても長い。カベルネブレンドのスーパートスカーナ。ヴィンテージは2000年頃??
ところが、正解はこれだった。91年は一般にはオフだと思われているが、実はトスカーナにはかなりいいワインがあるとのこと。それにしてもSassicaia、ヴィンテージごとに全然印象が違う。最後に飲んだのは3年前で、95年ヴィンテージだったが、これはそれほどヴォリューム感なく、ややピークを過ぎたかな、という感じの大人し目のワインだった。いいとされている95年がこうで、オフと言われる91年がこういう素晴らしいワインだとは、超有名だがやっぱり興味をそそられるワインである。

5. Barolo Riserva Centenario 1967 (Giuseppe Contrato)
これも熟成感がありながら、とてもヴォリュームのあるワイン。色はまだまだ濃い。真っ黒な果実、少し焦げたニュアンスもある。酸もフルーツもまだまだ元気。うーん、これは全くわからない。正解はバローロ。ネッビオーロではないと思ったけど・・・・。宿屋さんも同感で、ボトルコンディションのせいでこうなったのではと推測されていた。

そしてドルチェには今日ご一緒したインポーターTさんが取り扱うこのワイン。
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6. Muffa Nobile 2007 (Castel de Paolis)
これは全く初めて。ラツィオLazio州のフラスカーティFrascati地区の作り手で、ブレンドはセミヨンSemillon80%、ソーヴィニオン20%とまるでボルドーの白のよう。まだまだ若く、全然真の実力を発揮していない感じだが、とても垢抜けたワインだと思った。

今回も料理、ワイン、サービスどれを取っても素晴らしく、東京イタリアンの完成形、との感を新たにした。ミシュランの星は落としたけれど、そんなことは全く関係がない。3時間半とても充実した時間を過ごし、ハイな気分のままお店を後にした。
最後にもう一度、Sassicaiaをアップで。
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by taurasista | 2008-11-29 19:46 | レストラン(日本)